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【ボクシング】吉田実代が王座陥落、まさかの判定負けに物議!「海外で戦う難しさ」(吉田)

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2024/10/24(木)UP

吉田実代(右)、因縁メトカフにまさかの判定負け、呆然の表情@ProBox TV

 10月24日に米国ニューヨーク・マジソンスクエアガーデンシアターで実施されたIBF女子バンタム級タイトルマッチ(2分10R)にて、王者の吉田実代(36=日本)が挑戦者で同級1位のシュレッター・メトカフ(39=米国)に判定0-3(94-96、93-97、91-99)で敗れ、吉田は信じられない表情。会場の観客もブーイング、ホルへ・リナレスも不服のコメントをするなど厳しい判定となった。

【フォト&動画】吉田、激闘シーン、強烈右フックがメトカフを強襲!

 吉田は“戦うシングルマザー”の愛称で日本を代表する女子プロボクサー。昨年12月のIBF女子世界バンタム級タイトルマッチで、当時の王者エバニー・ブリッジスに挑戦し、判定3-0で勝利。WBO世界スーパーフライ級王座と合わせて、2階級制覇を達成した。

突き刺すジャブで前に出る吉田@ProBox TVより

 対するメトカフは吉田にとって因縁の相手。吉田は昨年11月に米国デビュー2戦目でIBF女子インターコンチネンタル・バンタム級王座決定戦でメトカフと対戦するも3ー0判定負けで苦杯を舐めた。

 吉田は161cm、メトカフは171cmと身長差10cmの両者。試合は1R序盤から長いジャブで距離をコントロールするメトカフに対し、吉田は相手の懐に飛び込み連打する展開。時折、吉田のパワーある右がメトカフの顔面に強打する。

 近距離になると、メトカフはクリンチやカウンターのフックやアッパーを放つが、吉田は連打で対抗。ジャブコントールのメトカフに対し、吉田の果敢に前に出る積極的な攻撃が印象的だ。

 後半の5R以降は、メカトフが手数を増やす一方、吉田が仕留めようと強打をまとめ、メトカフの顔が跳ね上がる場面があり、最終の10Rでも吉田の強烈な右がクリーンヒット。両者ともにダウンはなかったが、吉田が力強い王者の戦いを見せた印象だった。

右をフルスイングさせる吉田@ProBox TVより

 しかし判定は3-0(96-94、97-93、99-91)でメトカフに軍配。接戦ではあったが、クリーンヒット数で吉田が上回り、吉田の圧力でメカトフが何度もロープに追い込まれる場面があった印象だったが。

 判定コールを聞いた吉田は信じられないといった表情で呆然。会場の観客もブーイング。吉田のセコンドに付いた元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレスも「ひどすぎる採点、彼らはファイトを盗んだ」と語ったようで、この試合を配信したProBoxTVのコメント欄には、吉田の勝利を支持する多くの意見が書き込まれた。

 吉田は試合後に自身のXを投稿。「前回の敗戦を踏まえNYの審判の採点基準も考えながら戦いました。映像と現地では見栄えが違うかもしれませんが、会場に居た第三者や関係者からも色々な意見頂いています」と納得のいかない気持ちを吐露。「勿論結果が全てですが、日本人が海外で戦うことの難しさを痛感しています。そして皆さん応援有り難うございました。」と悔しさを滲ませた。

 一方のメトカフは試合後のインタビューで、吉田との3度目の対戦の可能性を問われると「もしお金があるならば、もう一度やってもいいわ」と語った。判定結果が物議となった試合、決着戦はあるのか。

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