2025/08/30（土）UP
（最終更新：2025/08/30 22:15）

島田知佳が風羽を下し決勝へ

▼第8試合第3代RISE QUEENアトム級（-46kg）王座決定トーナメント準決勝② 3分3R延長1R
○島田知佳（team VASILEUS/同級3位）
判定2-0　※30-29、29-29、30-28
●風羽（龍生塾ファントム道場/同級5位）
※島田が決勝進出

ミドルを当てる島田

　島田はteam VASILEUSに所属する唯一の女性ファイター。元自衛官の肩書を持ち、昨年7月のプロデビューから4連勝中だ。トーナメント一回戦では奥村琉奈に1R TKO勝利を収めた。

　対する風羽はシュートボクシング（SB）を主戦場とし、アマチュアSB全日本王座決定トーナメント2018、2019 Jr-45kg女子全日本王者の実績を持つ。戦績は7勝5敗。

真っ向で打ち合う両者

　1R、島田が得意のステップワークで出入り、早い飛び込みでジャブ、左右フックを放つ。風羽は打ち終わりのカウンターを狙う。

　2R、島田は変わらずスピーディーで攻勢も、その動きに目が慣れたか、風羽がフルガードで構えながらも、近い距離になると、右ストレートを当てる。バッティングで島田は鼻血が。

　3R、風羽がワンツーを出しながら前進。島田も前に出る展開が増え、ゼロ距離の戦いに。島田が左ミドル、気合の声を上げながらパンチを振る。

決勝で島田と平岡が激突

　判定2-0で島田が勝利、デビュー5戦全勝で決勝進出を決めた。島田は勝利マイクで「KOで勝って決勝に進みたかったけど、ギリギリの戦いですみません。もっと強くなって自分がベルト獲りたいので、よろしくお願いします」と意気込みを語った。

　すると、7月の『RISE190』で辻井和花を下して決勝進出を決めた平岡琴（TRY HARD GYM）がリングイン。「島田選手は本当に強い選手。ワクワクさせてくれる選手と決勝で戦えるので嬉しい。良い選手だが、ぽっとでの新人に私の夢を邪魔させる訳にはいかない。何がなんでも必ず私がベルトを巻く」と闘志を燃やした。

麗也が決勝進出

▼第3試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!スーパーフライ級（-53kg）一回戦②3分3R延長1R
●JIN（楠誠会館/MA日本バンタム級王者、JAPAN CUP KICKバンタム級王者）
延長判定1-2
○麗也（team AKATSUKI/同級5位）

　MA日本バンタム級王者、JAPAN CUP KICKバンタム級王者の肩書を持つJINと、リザーブ枠から本戦出場が決定したRISEフライ級5位の麗也が激突。

キックで攻める麗也

　試合は終始一進一退の攻防。1Rはリーチで勝るJINがカーフで削り、麗也はパンチで攻勢。2Rも同様の展開が続く。しかし3Rでは麗也が積極的に前に出てパンチを連打する場面も。

　本戦は麗也をジャッジ1名が支持し、1-0のドローで延長戦へ。

　延長戦は開始すぐに近距離でノーガードで打ち合い。JINがパワーで押すが、麗也がボディを連打し反撃。麗也が2-1の判定勝利で決勝へ駒を進めた。

次々と技を繰り出す棚澤

▼第2試合 RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!!スーパーフライ級（-53kg）一回戦①3分3R延長1R
○棚澤大空（TEAM TEPPEN/同級6位、第7代DEEP☆KICK-53kg王者）
判定3-0　※30-29、29-28、30-28
●酒寄珠璃（TRY HARD GYM/第284回新空手道交流大会 K-2トーナメント軽軽量級優勝）

　棚澤は7戦7勝（3KO）の18歳ランカー。対する酒寄は新空手のK-2トーナメント軽軽量級優勝者だ。

棚澤が決勝進出

　試合は1R、棚澤はストレート、左フック、バックスピンキックなど次々と技を繰り出す一方で、酒寄はカウンター狙い。2R、酒寄は左ボディ、カーフと下から崩す攻め。しかし、積極的に前に出る棚澤の勢いを止めるに至らない。3Rも棚澤の勢いは止まらず、棚澤がストレート、右アッパー、左フックをヒットさせるなど印象を残す。

　判定3-0で棚澤に軍配。無傷の8連勝で決勝進出を決めた。

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