【ONE】“無敗の空手戦士”陽勇、3度のダウンを奪う逆転KO！3連続KO勝利でタイトル挑戦をアピール

2025/09/06（土）UP
（最終更新：2025/09/06 11:23）

　9月6日（日本時間）タイ・ルンピニー・スタジアムで開催された格闘技イベント『ONE Fight Night 35』のフライ級キックボクシングにて、陽勇（Team Mehdi Zatout/ TEAM3K）がジョーダン・エストゥピニャン（コロンビア）に3R KO勝利を飾った。
　相手の勢いに押される場面があったが、3Rに3度のダウンを奪う逆転。3連続KO勝利を飾り、タイトル挑戦もアピールした。

【動画】陽勇、3度のダウンを奪う逆転KO！最後は怒涛ラッシュでエストゥピニャンをコーナーに釘付け

　陽勇は第7回JFKO全日本大会、一般男子軽中量級優勝などフルコンタクト空手の実績を引っ提げキックの世界へ。RISEに参戦し8戦8勝（2KO）無敗レコードを提げONEと本戦契約に。昨年9月のONEデビューを果たすと、ユセフ・エサード、レアンドロ・ミランダ、ザカリア・ジャマリに3連勝、2連続KO勝利を飾っている。

　陽勇の相手は当初、同級5位のタギール・カリロフ（ロシア）だったが、負傷欠場。代役参戦のエストゥピニャンは9戦無敗の新鋭。ONEでは2連勝と波に乗っている。同じくONEに参戦するジョハン・エストゥピニャンは双子の兄弟。

　1R、陽勇はジャブ、インロー、ハイキックと攻撃を散らすと、強いプレスのエストゥピニャンはロー、ミドルハイと蹴り返す。終盤、陽勇は左ストレートを当てると、パンチラッシュから三日月蹴り、胴回し回転蹴りと印象を残す。

　2R、距離を詰めて左ストレートを当てに行く陽勇。エストゥピニャンも伸びる強い右を当てる。エストゥピニャンのパンチの手数が上がり、陽勇が被弾する場面も。

　3R、勢いに乗るエストゥピニャンは強いプレスでワンツー、下がる陽勇だが、エストゥピニャンの右に合わせて、左カウンター！エストゥピニャンからダウンを奪う。

　立ち上がったエストゥピニャンが猛攻も、陽勇が顔面への飛びヒザ蹴り！エストゥピニャンから2度目のダウンを奪う。

　ダメージの色が濃いエストゥピニャン、陽勇が怒涛のパンチラッシュ、コーナーに追い込み滅多打ちにすると、レフェリーが試合をストップした。

　3連続KOを飾り、キャリア無敗記録を12に伸ばした陽勇。5万米ドルのファイトボーナスを獲得し、勝利マイクで「タイトル戦の準備ができています。私は誰にも負けない」と英語でタイトル挑戦をアピールした。

『ONE Fight Night 35』
2025年9月6日（日本時間）タイ・ルンピニー・スタジアム
▼フライ級キックボクシング
○陽勇（Team Mehdi Zatout/ TEAM3K）
TKO　3R1分45秒　※3度のダウンにより
●ジョーダン・エストゥピニャン（コロンビア）

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