【DEEP KICK】戦闘員1号が荒川ルシファー大夢をKO、新王者に!松本愛斗は龍太郎にKO勝ちで王座獲得
▼ダブルセミファイナル1 DEEP☆KICK-51kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R
○松本愛斗(月心会チーム侍)
TKO 1R1分42秒 ※レフェリーストップ
●龍太郎(VALIENTE)
※龍太郎に1Rダウン2有り
※松本愛斗が-51kg第5代王者に
KING陸斗の王座返上によって開催されたDEEP☆KICK-51.5kg王座決定トーナメント。勝ち上がってきたのは松本愛斗と龍太郎だった。松本はプロのキャリア全てをDEEP☆KICKで積み重ねてきた生え抜きで、今年3月には陸斗が保持する王座に挑戦するチャンスを得たが、その時点での実力差は如何ともしがたく2RKOで敗れた。
対する龍太郎は今回でキャリア20戦目というベテラン。過去に2度王座決定トーナメントに出場して、いずれものちに王者となる選手に敗れている。
龍太郎にとって今回は3度目の正直だったが、その夢を20歳の松本は木っ端みじんに打ち砕いた。
1R開始早々、リング中央を陣取ろうとする龍太郎に右フックでダウンを奪う。その当たり方は「チョコンと」という感じだったが、こんな感じの方が相手には効くケースがある。なんとか立ち上がってきた龍太郎だったが、ダメージが残っているのは明らか。松本はハイキックでグラつかせると、再び右フックを浴びせ2度目のダウンをとる。
そして、とどめは左ハイ。1R1分43秒、見事なTKO勝ちで第5代-51.5kg王者となった。新王者となった松本は「このベルトを獲って終わりじゃない。次のステップに向かって、もっとトレーニングして強くなる」と決意も新たにしていた。
初代王者・塚本望夢、第4代王者KING陸斗のように、他団体での活躍が期待されるようなDEEP☆KICK出身ファイターになれるか。
▼第8試合 DEEP☆KICK-65kg挑戦者決定戦 3分3R 延長1R
●大野祐志郎(ALL-WIN team 華王州)
判定0-2 ※26-27、27-27、26-27
○大前洸貴(INFINITY KICK BOXING GYM)
※大野祐志郎に2Rダウン2有り
※大前洸貴に2Rダウン1有り
※大前洸貴がタイトルマッチ挑戦権を獲得
過去にタイトル挑戦の機会を得るも失敗。さらに体重超過で試合を飛ばしたこともある大前洸貴が、階級を2つ上げでDEEP☆KICK-65kg挑戦者決定戦に臨んだ。
対する大野祐志郎は“KO配達人”の異名を持つ郵便局員。今回がDEEP☆KICK初登場ながら、これまでに35戦(22勝)のキャリアを誇るマッチョなベテランファイターだ。
過去の大前は真面目さがし、さほど存在感を感じさせないファイターだったが、この日は一味もふた味も違った。試合開始早々、全身からやる気を漲らせて大野に向かっていく。第1R序盤まで大野はテンカオを合わせるなど、対戦相手のプレスにうまく対応していたが、大前は右アッパーを織り交ぜた連打でどんどん前へ。プッシュしてスリップダウンを奪う場面もあった。このラウンドは手数とリングジェネラルシップで明らかに大前が優勢だった。
続く第2Rになると、試合は動く。大前は突っ込んで連打を浴びせ、右ストレートで先制のダウンを奪う。さらにコーナーに大野を釘付けにして連打ではやくも2度目のダウンをとる。
「大前のKO勝ちは時間の問題」誰もがそう思った刹那、大野はカウンターの左を浴びせ、ダウンを奪い返す。まだ試合時間は30秒以上ある。これで勝負の行方はわからなくなった。明らかにダメージが残っている大前に対して、大野はテンカオ、ワンツー、ローを畳みかける。第2Rまでのオープンスコアは18-16(二者)、18-17で3者とも大前。しかし大野の逆転も棄てきれない。
そんな思いを抱きながら迎えた第3R、王座挑戦に執念を燃やす大前は右目を腫らしながら前へ。蹴りやヒザで対抗しようとする大野を勢いで押しやった。以前の大前だったら、対戦相手にそのままもっていかれていたかもしれない。大前の意地とプライドが垣間見えたラウンドだった。
判定は2-0で大前。試合後、リングに招き入れられた現王者のTETSUは「ナイスファイト。めっちゃおもろい試合だった。最近自分はこのベルトの価値を下げているけど、12月の試合では大前選手をぶっ倒してDEEP☆KICKで一番盛り上がる試合をする」と早くも王座防衛を約束した。一方、大前は「大野選手は化け物でした」と対戦相手を評価しつつ、「12月はいま以上にしっかり仕上げてリングに上がる」と王座奪取をほのめかした。
ただでは済まないタイトルマッチになるか。
▶︎次のページは中田史斗vs大輝、進撃の祐基vs榎木友星、その他試合結果
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