【KNOCK OUT】森井と村田の大激闘に場内熱狂、死闘ドローに
キックスロード
「KNOCK OUT vol.1」
2017年2月12日(日)東京・大田区総合体育館
▼第4試合 3分5R 59.5kg契約
△森井洋介(ゴールデングローブ/全日本スーパーフェザー級王者)
ドロー 判定1-1 ※49-48、48-49、48-48
△村田裕俊(八王子FSG/NKBフェザー級王者)
森井は9月のKNOCK OUT旗揚げ会見での特別試合、12月の旗揚げ戦と連続KO中。今回は10連勝を懸けての戦いとなった。常にKOを狙ってパンチ、ヒジ、ローキックで攻めていく姿勢はKNOCK OUTのコンセプトを最も体現できる男と評価されている。
対する村田は昨年4月にNKBフェザー級王座に就き、6月にはムエタイの国際ビッグイベント『MAX MUAY THAI』に出場してTKO勝ちを飾っている。国内での戦績は9勝(5KO)3敗1分だが、タイでの戦績は11勝(10KO)5敗1分とムエタイの試合経験が豊富。また、7~8年前にうつ病となって入院したが、キックボクシングと出会って克服したという過去を持つ。
1R、場内に鳴り響く大きな村田コール。森井はコーナーを飛び出すとさっそくフックを繰り出す。サウスポースタイルから村田が左ミドル、左ロー、左ストレートと攻めるたびに場内は大歓声。森井は右ローを蹴り続ける。
2R、ローの蹴り合いから村田が左ミドルを的確に当てていく。森井は踏み込めない状況が続き、村田が前に出てくるところにアッパーを合わせる。しかし、このラウンドは村田のロー&ミドルの蹴り数が優った。
セコンドの小林聡に何度もビンタされ、気合いを入れられた森井。3R、組んでくる村田にフック、アッパー、ヒジを入れる。左ミドルで徹底的に距離をとる村田に森井は空振りが目立つ。ローからパンチにつなげたい森井に村田が左ミドルを蹴っていく。
4Rは徹底して右ローを蹴る森井。村田もミドルを蹴り返す。村田が左ストレートで前進すると意外にも後退する森井だが、ヒジによるカットに成功。
ドクターチェックが入り、再開後は村田がパンチで打って出る。すると森井は右ローを徹底連打。村田には明らかなダメージが見えるが、左ストレートで森井を押し返す。そこへ森井の右アッパーがクリーンヒット。一気にラッシュをかける森井だが、村田は耐え凌いだ。
5Rも打ち合いは続く。村田のパンチ連打に押される森井は右アッパー、左フック、右ストレートを連続ヒット。さらにヒジ。気力を振り絞って殴り合う両者。
手数を出して前に出る村田に森井は強打を炸裂させる。最後まで打ち合いが繰り広げられ、終了と同時に場内は大きな拍手に包まれた。
両者死力を尽くした試合は三者三様のドローとなり、場内は再び両者を称える大きな拍手が沸き起こった。
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