【KNOCK OUT】梅野がワンマリオにテクニックで圧勝
キックスロード
「KNOCK OUT vol.1」
2017年2月12日(日)東京・大田区総合体育館
▼第7試合 3分5R 61.5kg契約
○梅野源治(PHOENIX/ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※49-47、50-47、50-45
●ワンマリオ・ゲーオサムリット(スペイン)
旗揚げ戦でもメインイベントを務めたKNOCK OUTのエース・梅野が、今回迎え撃ったワンマリオはタイを主戦場にし、トップ戦線で活躍。ムエタイのビッグイベント『MAX MUAYTHAI』で2016年は6勝3分無敗の好成績を残している。
1R、梅野はジャブと左ローを出しつつ、相手を威嚇するような強い右ストレートを顔面とボディに突き刺す。特に右ボディストレートが鋭く突き刺さり、左ミドルも強打。
左ボディブローからの左ミドルもヒットし、最後はヒジを頭部へ垂直に落とす。ワンマリオはほとんど攻撃を出すことなく、梅野に攻撃され続けて初回を終えた。
2R、梅野の右フックからの左ローにワンマリオがバランスを崩す。左ミドルを当て続ける梅野に、ワンマリオが左ボディブローをヒットさせると梅野は両手を広げて“効いてないよ”のポーズ。その後もミドルを蹴り続ける梅野。ワンマリオは前へ出るが攻撃は当てられない。
3R、梅野は左ミドルと左ローを的確にヒットさせ、ヒジも狙っていく。前に出てパンチを出すワンマリオに梅野はボディブローとヒジ。梅野のヒジでワンマリオが右目上から出血し、ドクターチェック。再開後、細かくパンチを出す梅野にワンマリオは右の強打。向かってくるところに梅野が右縦ヒジを強打した。
4R、ワンマリオは前に出てボディを打ってくるが、その後のクリンチが多い。梅野は左ミドルとローで主導権を握り続けたが、終盤にワンマリオの右フックが炸裂。ダメージを感じさせる梅野は組み付いて難を逃れた。
5R、梅野の細かいパンチに対して右の強打を放つワンマリオ。前に出るワンマリオに対して、下がりながらミドルやパンチを当てていく梅野。ワンマリオは果敢に左右フックを放って前へ出ていくが、梅野がミドルや前蹴りで距離をとってそれ以上は攻めさせない。梅野が大差の判定で勝利を飾った。
梅野は勝利者インタビューで、「本当は倒したかったんですが、僕は以前から思っていたことがあって、KOが必ずしもいいものではなくテクニックを見せたかった。KOイコール正義ではない。もちろんKOを狙っていきますが、判定でもいい試合はあるのでそれをこれからも伝えていきたいと思います」と、持論を訴えかけた。
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