【K-1】寺戸が大接戦の末にウィーラン下す
▼第4試合 K-1 WORLD GP第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント一回戦(3) 3分3R延長1R
○寺戸伸近(Booch Beat/Krush -55kg王者)
延長判定2-1 ※10-9、9-10、10-9
●ジェイミー・ウィーラン(イギリス/Double K Gym)
※寺戸が準決勝へ進出。本戦は1-1(30-29、28-29、29-29)
36歳の寺戸はこれまでにISKA世界バンタム級王座や全日本バンタム級王座などのベルトを獲得した実力者にして、今回が50戦目となるベテラン。昨年3月にKrush -55kg王座を獲得し、9月には今回のトーナメントの出場選手でもあるチャールズ・ボンジョバーニをKOに下して初防衛に成功している。
対するウィーランは22歳ながら、これまでにISKA世界スーパーフェザー級王座やWKN欧州スーパーフェザー級王座に就いた実績を持つ。2016年11月の初代K-1フェザー級王座決定トーナメント1回戦で武尊と対戦し、判定で敗れたものの武尊をローで追い込んだ。
1R、寺戸はパンチからローにつなげる攻め。ウィーランはガードを固めてローを返す。一進一退の展開となるが手数は寺戸の印象。
2R、ウィーランは時折サウスポーにスイッチして左のインローを蹴る。さらに細かいステップを踏むようなフェイントから右フックをヒットさせる。寺戸は前に出るも、なかなかクリーンヒットを奪えない。
3R、寺戸はパンチ連打から飛びヒザ蹴り。寺戸が手数をさらに増してウィーランを追い掛けるが、ウィーランは距離を取ってクリーンヒットを許さない。
試合後、腕を上げる両者だが、判定の結果はドローとなり延長突入。寺戸のローに合わせてストレートを返すウィーラン。寺戸はパンチを連打してヒザ蹴りにつなげる。さらに終盤にはパンチラッシュで畳み掛けて優勢を印象付けた。
両者が最後までお互いのスタイルを貫く接戦。判定はまたも割れたが、手数で勝った軍配に寺戸に上がった。
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