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【ボクシング】亀田を相手に元暴走族総長が大奮闘

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2017/05/07(日)UP

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亀田(右)のボディ攻めに苦しみながらもユウタ(左)は必死の反撃を見せ、フルラウンド戦い抜いた

AbemaTV開局1周年記念番組
「亀田興毅に勝ったら1000万」
2017年5月7日(日)都内

▼第4戦 ボクシングルール 3分3R
△亀田興毅(元WBA世界ライトフライ級王者・元WBC世界フライ級王者・元WBA世界バンタム級王者)
3R時間切れドロー
△ユウタ(元暴走族総長/33歳)

 亀田興毅への挑戦者を募集し、1人につき3分3Rずつのボクシングルールで亀田に勝ったら1000万円の賞金が与えられるという番組企画。1週間の期間で2000人以上の応募があり、その中から4人の挑戦者が選ばれた。

 最後の挑戦者として現れたのは、“伝説の喧嘩師”として紹介された元・北関東最大の暴走族の総長ユウタ(33歳)。調印式では入場するなり亀田の前に仁王立ちとなり、1分近くのにらみ合いを展開したほか、調印式後の写真撮影ではフェイス トゥ フェイスのにらみ合いを展開。

 なかなか目を離さない亀田に、ユウタは「なんだ? ここでやんのか?」と凄み、不穏な空気に。両者の間にスタッフが割って入ったという因縁が生まれた。

 これが4戦目となる亀田だが、右目の下がやや腫れているように見えるだけで余力は十分そうだ。挑戦者に鋭い視線を送る。

 1R、上背でかなり優るユウタがじりじりと前に出ていく。身体を左右に揺すりながらジャブを出すユウタ。亀田はガードを固めて様子見に終始、最後に一発だけ放った右フックは空を切った。

 2R、亀田がワンツーを出すとユウタも前へ出て左右のパンチを繰り出す。亀田の左ボディブローをもらったユウタだが、両手を広げて“効いてないぞ”とアピール。ユウタは長いリーチを生かしたワンツー、さらにボディを打ち返す。亀田は左ボディを狙い撃ち。

 ユウタが右フック、右アッパーを連打すると、亀田はカモンゼスチャーで挑発。ユウタが打ってくると亀田も打ち返す。左フックをもらったユウタだったが、両手を広げて“効いてないぞ”と再びアピール。

 3R、ユウタが左右の連打で前に出る。さらに右アッパーも狙う。亀田はやはり左ボディブロー。時折、右フックも放つ。亀田は両手を広げて観客を煽り、片腕をグルグルと回して場内を沸かせる。ユウタが右アッパー、右ストレートで前に出る。亀田も左を打ち返し、左ボディブローと左アッパーで迎え撃つ。亀田の徹底した左ボディ打ちにも負けじとパンチを打ち返すユウタ。

 ユウタは亀田の左フックをもらっても右ストレートを返す。亀田は左右フックで倒しに行くが、ユウタも打ち合う。そして試合終了のゴング。死力を尽くしたユウタはたまらずリングで大の字に。フルラウンド戦い抜いたユウタに場内から拍手が沸き起こった。勝敗は判定がないため、時間切れドローに。

 戦いを終えたユウタは「何回も倒れたかった。でも気持ちではチャンピオンに負けていないと思っていました。でもやっぱり、ストリートと世界の差はデカい。1Rの途中から圧力を上げてきてこれが世界かと思いました。今日、亀田選手とやったことは1000万円以上の価値がありました」と立派なコメント。場内からの拍手を浴びる。

 亀田は「4連戦は引退している身には厳しい。足がヤバかった。2試合目くらいからけっこう足にきていて、ちゃんと踏み込んだパンチが打てなくなっていた。普通とは違うことをやらないと変えることって難しいじゃないですか。みんなが驚くようなことをやって、みんながよりボクシングに注目してくれればいい。最後に日本で試合がしたかったので、こういう形ですがリングに上がれて凄く楽しかったです」と、このチャレンジ企画を振り返った。

全試合結果はこちら

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