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【K-1】優勝候補バダザリアン、噂通りの強さで山際撃破

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2017/09/18(月)UP

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K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ウェルター級王座決定トーナメント~」
2017年9月18日(月・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ

多彩な蹴り技で山際(右)を翻弄するバダザリアン(左)

▼第3試合 K-1 WORLD GP 初代ウェルター級王座決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R
○メルシック・バダザリアン(アルメニア/Muay Thai America Gym/WLF-67kg世界王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●山際和希(谷山/Bigbangウェルター級王者)

 山際と一回戦で対戦するバダザリアンは9戦8勝(5KO)1敗とトーナメント出場選手の中で最も経験は浅いが、サウスポーから繰り出す強烈な左のパンチを武器とし、そのボクシングテクニックの高さから、一時期は元ボクシング4階級制覇王者にして”プエルトリコの英雄”ミゲール・コットのスパーリングパートナーを務めていた事もある。このトーナメントに参戦する他の選手も『決勝はバダザリアンが来る』と予想するなど、優勝候補筆頭とされている。

 1R、左ハイ、回転後ろ蹴りを見せるバダザリアン。高速かつ重い左ストレートで山際を翻弄する。山際は下がりながらも右ミドル。バダザリアンは様子を見ながらも回転後ろ上段蹴りを見せ会場からどよめきが起こった。

 2R、山際は右ミドルを連打。もっと打ってこいとばかりに手招きするバダザリアンは左ストレートをヒットさせソバットにつなぐ。距離を取る山際はテンポ良く右ミドルを当てるが、一気に出るバダザリアンは豪快な左ストレートからの連打でダウンを奪う。

 3R、逆転を狙う山際が強引に詰めて右ストレート。バダザリアンはソバットをカウンターで合わせる。山際は右ミドルで距離詰める右ストレート。手数の減ったバダザリアンは組み付きを多用し、山際に攻撃をさせず試合終了。バダザリアンが判定勝ちで準決勝進出を決めた。

※全試合結果はこちら

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