【K-1】初代K-1王者シカティックの弟子が新生K-1初代ヘビー級王座に就く
K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 初代ヘビー級王座決定トーナメント」
2017年11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ
▼第14試合 K-1 WORLD GP初代ヘビー級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
○アントニオ・プラチバット(クロアチア/Ameno Gym)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●イブラヒム・エル・ボウニ(モロッコ/Gym Haarlem)
※プラチバットがトーナメント優勝、K-1初代ヘビー級王座に就く。
プラチバットは初戦で小比類巻貴之の弟子K-Jeeを、準決勝では日本人優勝候補だった上原誠をどちらも1RでKOして決勝進出。対するボウニも初戦でKOICHIを20秒で秒殺し、準決勝ではアンドレ・マナートの息子ロエルを1R3分ちょうどでKOして決勝に上がってきた。
1R序盤から剛腕ファイター同士の強烈な左フックが互いにヒット。ボウニはさらに、左フックから右ストレートにつなげる。プラチバットはローを蹴りつつ、左のボディフックを入れていく。左右のフックを放つプラチバットに、ボウニがアッパーを入れて効かせる。
2R、ボウニはジャブからワンツー、ミドルを入れる。そして両者の左フックが相打ちに。プラチバットは左のボディからストレート、ボウニはヒザ蹴りでカウンター。二段蹴りを出すプラチバット。しかし、すべての攻撃を全力で放つプラチバットは疲れ始める。それでも、左右パンチを連打し、右をヒットさせる。
3R、互いにジャブを繰り出し、ボウニのワンツーにプラチバットはストレートを狙うが、ボウニは体を入れ替えてかわす。ボディへのジャブを何度も見せるボウニ。プラチバットはストレートから左フック、ワンツー。そしてプラチバットの右ストレートがヒット。
終盤、プラチバットはヒザ蹴りから左右のフックを出し、ボディにフックをヒットさせる。残り10秒、前に出て右フックを放つプラチバットにボウニは組みつく。勝敗は判定にもつれ込み、ジャッジ三者ともプラチバットを支持し、プラチバットが優勝。24年ぶりにクロアチア人K-1世界王者となった。
プラチバットはマイクを取ると、「皆さん、ここに今いられるのが本当に嬉しいです。さいたまスーパーアリーナで戦うことがずっと夢でした。日本はK-1の故郷です。そこに来て優勝することができて嬉しい。これから、もっともっといい試合ができるように頑張ります」と誓った。
師匠のブランコ・シカティック(1993年の第1回K-1ヘビー級トーナメント優勝者)も弟子の優勝に涙を浮かべ、「私に続いて弟子のアントニオがK-1で2人目のクロアチア人K-1王者になってくれて本当に嬉しい。心があれば、何でも可能です」と感激をあらわにした。
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