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【KNOCK OUT】江幡が宮元に大苦戦も初陣飾る、試合後に那須川天心と対戦約束

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2017/12/10(日)UP

一発一発が強く重い江幡(左)の攻撃

キックスロード
「KNOCK OUT 2017 in 両国」
2017年12月10日(日)東京・両国国技館

▼第7試合 55.5kg契約 3分5R
〇江幡 塁(伊原道場本部/WKBA世界スーパーバンタム級王者)
判定2-0 ※49-48、49-49、50-48
●宮元啓介(橋本道場/WPMF世界スーパーバンタム級王者)

 江幡は双子の兄、WKBA世界バンタム級王者・江幡睦と共に、老舗団体『新日本キックボクシング』を代表する軽量級のエース。ズバ抜けた攻撃力を誇り、ラジャダムナンスタジアムタイトル奪取を目標に掲げ現在3連勝中。KNOCK OUTには今回が待望の初参戦となる。日本人選手との対戦はなんと2012年5月以来、他団体エース級の選手とは初対戦に。

 一方、宮元は10月『KNOCK OUT vol.5』後楽園ホール大会で、MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者・野呂裕貴にKO勝ち。現在2連続KO勝利中と波に乗っており、その勢いのまま大物・江幡塁に挑む。

 1R、ガードを高く上げる両者。江幡は強いロー、左ミドル、左右ボディブローを叩き付けていく。宮元はスピードのある左ミドルを蹴っていくが、江幡の一発一発重い攻撃が目立つ。初回はイーブン。

 2R、江幡はボディブローからのロー、ヒジ打ちを繰り出す。宮元は左ミドルを蹴りながら前へ出ると江幡は珍しく下がる。江幡の左ハイキックがガードの上からながら強烈にヒット。宮元は左ボディブローも命中させる。このラウンドはジャッジ1名が10-9で江幡を支持。

 3R、江幡は左右ボディブローからの右ロー、宮元はヒジを狙う。首相撲になると宮元はヒザを蹴り、江幡はヒジを打つ。しつこく前蹴りで江幡のボディを攻める宮元。江幡は手数が出ない。ジャッジ1名は10-9で江幡を支持。

 4R、前に出てくる宮元に江幡は右ローで応戦。宮元はボディを蹴りつつパンチを打つ。後ろ蹴りも繰り出す。江幡はワンツー、左フックを放つが宮元の前進は止まらない。

 5R、江幡は首相撲からのヒザ蹴り、前へ出てくる宮元をジャブで迎え撃つ。宮元は前蹴りを出しながらワンツーを打つが、江幡を崩すまでには至らない。右のパンチを単発ながらヒットさせる江幡。宮元は打ち合いに出るが、江幡のジャブに仰け反る。

 判定は2-0で江幡が勝利。宮元のボディ攻めに苦しみながらもKNOCK OUT初陣を飾った。江幡はリングを降りると解説席にいた那須川天心の元へ行き、「もっと強くなるのでいつか(対戦を)お願いします」と言い、那須川は「はい」と答え両者は拳を合わせた。

※全試合結果はこちら

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