【KNOCK OUT】大善戦の金原を不可思が徹底したローで振り切る
キックスロード
「KNOCK OUT 2017 in 両国」
2017年12月10日(日)東京・両国国技館
▼第5試合 64.0kg契約 3分5R
〇不可思(クロスポイント吉祥寺/RISEライト級王者)
判定3-0 ※49-48、49-47、49-47
●金原正徳(リバーサル立川 ALPHA/元SRCフェザー級王者)
金原は山本“KID”徳郁を破ったこともあり、UFCに参戦経験もある世界レベルの総合格闘家だ。今年7月の『ROAD TO KNOCK OUT.2』にてキックルールの試合に初挑戦し、いきなり元新日本キックボクシング協会暫定ライト級王者・中尾満を5RでKO。今回の不可思との対戦に漕ぎつけた。
不可思は今年6月の「KING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメント」の一回戦で勝次と倒し倒されの大激闘の末にTKO負けするまでは、2年以上にわたり無敗(11勝1分け)の戦績を誇った。勝次戦後は、8月の『KNOCK OUT vol.4』で茂木俊介にKO勝ちし、9月には麻原将平に判定勝ちしてRISEライト級王座を初防衛、復調ぶりをアピールしている。
1R、サウスポーの金原がいきなり左ストレートを伸ばしてヒットさせる。金原は構えをオーソドックスに変えると今度は右ストレート。パンチの被弾が目立つ不可思はローを蹴っていく。初回はイーブン。
2Rもパンチをもらい続ける不可思。それでも前へ出てパンチを打っていく。金原はよく動いてそれをかわし、ジャブを当てていく。不可思はそれでも左右ローを蹴り続ける。ジャッジ三者ともパンチを当てていった金原を10-9で支持。
3R、パンチを当てているのは金原だが、不可思は構わず前へ出て左右ローを蹴り続ける。パンチで仰け反って印象の悪い不可思だが、金原は明らかにローのダメージを感じさせる。ジャッジ三者とも10-9で不可思を支持。
4R、徹底してローを蹴る不可思。これがローブローとなって一時中断。再開後も前へ出てローを蹴り、パンチにつなぐ不可思。金原もパンチで応戦するが手数が減った。ヒジを繰り出す金原へ不可思はローを蹴り続ける。
5R、金原はジャブと三日月蹴り、さらにヒジ打ち。不可思は前へ得てローを蹴り、パンチ、ハイキックにつなぐ。ここで不可思がパンチを連打して前へ出る。右ストレートがヒットし、金原は後退。不可思はワンツー連打と右ロー。それでも金原は最後までパンチを出し続けた。
判定は3-0で不可思。MMMAからの挑戦者を撃退した。両者は笑顔で健闘を称えあった。
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