【K-1】村越優汰の蹴り技炸裂、デビュー戦を勝利で飾る
K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~SURVIVAL WARS 2017~」
2017年12月27日(水)東京・後楽園ホール
▼第4試合 K-1フェザー級 3分3R延長1R
○村越優汰(23=湘南格闘クラブ/第5代RISEバンタム級王者)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-29
●芦澤竜誠(22=K-1ジム総本部チームペガサス/第3代INNOVATIONフェザー級王者)
村越は多彩な蹴り技を武器に第5代RISEバンタム級王座を獲得した国内フェザー級屈指の実力者。2015年5月の初防衛戦で那須川天心に敗れて王座を失い、昨年9月に再戦したが王座奪還を果たすことはできなかった。しかし、その後は他団体のトップクラスを相手に3連勝を収め、満を持してK-1初参戦を迎えた。
対する芦澤は長いリーチ繰り出す鋭い打撃を持ち味とする超好戦的ファイター。昨年4月にINNOVATIONフェザー級王座を獲得した実績を持つ。公開練習や前日会見では村越に対して挑発的な発言を繰り返し、敵意を剥き出しにしていた。
1R、芦澤は距離を取りながら左ハイ&ミドルを積極的に放ち、リーチを生かして積極的に手数を出す。芦澤の伸びのある左ストレートが顔面をかすめる場面も。様子を見ている時間が多かった村越だが、試合が進むに連れてジリジリと間合いを詰め、芦澤の蹴り終わりを狙って素早く左インロー&ミドルを返した。
2R、前に始めた村越は右前蹴りから左ハイ、さらに左ハイから右後ろ回し蹴りと持ち味を発揮。芦澤はパンチを振るって前に出ようとするが、打ち終わりに村越は右ショートフックや左インロー&ミドルを受けて動きが止まる。
ミドルをボディに効かされかなり苦しそうな芦澤。村越は一気にヒザ蹴り連打で畳み掛け、ガードが下がったところへ左ハイと左右フック。芦澤はコーナーに釘付けとなるが、終盤には歯を食いしばりながらパンチを返して気持ちの強さを見せる。
3R、村越は芦澤の前進に右フックを合わせる。左ストレート、左フック、左ミドルとテンポよくまとめる村越だが、芦沢が飛び込むように放った前蹴りを被弾。勢いづいた芦澤が手数で押し込むが、村越は逃げ切った。
勝敗の行方は判定に持ち込まれ、2Rに決定機を作った村越に軍配が上がった。K-1初戦を勝利で飾った村越は「今回、K-1デビュー戦ということで、しっかり自分の強さを見せたかったのですが、狙いすぎてしまって情けない判定勝ちになってしまいました。次はもっと強くなってしっかり倒せるようにします。応援よろしくお願いします」と今後の活躍を誓った。
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