【RIZIN】真珠がピンチをしのぎ一本勝ち、母・野沢直子は号泣
RIZIN FF事務局
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 男子バンタム級トーナメント&女子トーナメント2nd ROUND/Final ROUND-」
2017年12月31日 (日)さいたまスーパーアリーナ
▼第8試合 RIZIN女子MMAルール 57.0kg契約 5分3R ※ヒジあり
〇真珠・野沢オークライヤー(アメリカ/EI Nino Training Center)
一本 1R 4分47秒 ※腕ひしぎ十字固め
●チェルシー・ラグラース(アメリカ/Lancaster Academy of Mixed Martial Arts)
真珠は、人気タレントとして活躍した野沢直子の長女。アメリカで生まれ育ち、空手、柔術を学んで今年2月にアマチュアMMA(総合格闘技)で初試合、当時5戦全勝の相手に判定勝ち。6月にはアマチュア第2戦で初回TKO勝ちを収め、7月のRIZINでプロデビュー。1R開始から打撃で猛攻を仕掛け、最後は腕十字で相手を仕留めて見せた。今回がプロ2戦目となる。
対戦するラグラースとは今年3月にアマチュアMMA大会で対戦し、序盤から激しい打ち合いの末に真珠の反則(頭部への蹴りが禁止のルールだったが、21cmの身長差があるため真珠の蹴りが頭部に入ってしまった)によって勝利。その後も勝利を重ねて現在は3戦無敗。
1R、ラグラースはパンチを放って前へ出ていくと、真珠は蹴りで迎え撃つ。真珠は組み合うとヒザ蹴り、ラグラースがしがみついてくるとそのままマットに叩き付けてテイクダウンする。
ラグラースは下から三角絞めの体勢に入り、真珠は持ち上げてマットに叩き付けるがラグラースは離さない。
必死にディフェンスする真珠にラグラースは腕を極めにいくが、真珠は顔面を蹴って阻止。脱出した真珠は立ち上がり、左ハイから左右フック、ヒザ蹴り、そしてヒジ打ちの連打。真珠は上から覆いかぶさってスピニングチョークの体勢で寝技に持ち込み、上になると得意の腕十字。
この腕十字が極まらないとみると自分の足を支点にしてヒジを折り曲げ、デビュー戦に続いての一本勝ちを奪った。
リングサイドで試合を見守っていた母・野沢直子は声を上げて号泣。マイクを向けられると「ありがとうございます。怖かったんですけど、嬉しいです。おめでとう、凄い頑張った。練習で怪我もあって心配していたんですが勝てて嬉しいです」と答える。
真珠が母に「ちょっと汚い勝ち方でごめんなさい」と言うと、リングに上がった野沢は真珠に抱き着いて「超かっこよかったです。すいません、親バカで」と笑った。真珠は「これからも強くなってRIZINの中で、日本の格闘技の中で頑張っていきたいと思います」と、さらなる飛躍を誓った。
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