【ボクシング】亀田大毅、極貧脱出を懸けた美容師を粉砕
新春ボクシング祭り
「亀田大毅に勝ったらお年玉1000万円」
2018年1月1日(月)東京・ディファ有明
▼第3戦 ボクシングルール 3分3R
〇亀田大毅(元WBA世界フライ級王者、元IBF世界スーパーフライ級王者)
TKO 2R ※レフェリーストップ
●三輪太一(究極の貧乏美容師)
3人目の挑戦者は、10年以上赤字経営の実家の美容室で働く三輪。一束16円のうどんと15円の納豆で生活し、店が雨漏り、貯金の残金は20623円であとは借金するしかないという極貧生活を送っているという。学生時代には日本拳法を経験。
「この生活から抜け出したい、何が何でも。死ぬ気で1000万円を獲りにいく」とハングリー精神で亀田に挑む。三輪はハイテンションで観客にアピールしての登場。
1R開始のゴングと同時に三輪がダッシュして飛び込んでいくが、亀田はまるで内藤大樹との世界戦で投げた時のように受け止めて持ち上げる。
亀田の左フックをもらう三輪だが、足を上げてダンスを踊るかのように効いてないアピール。さらにリングを走り回る。三輪の右フックが入った直後に、亀田が左フックを打ち返す。前へ出る亀田が左右フックを叩き込むと、三輪は走って逃げる。さらに亀田の左ボディブローをもらうと、全速力で走って逃げた。
2Rも飛び出した三輪。亀田は前へ出て三輪のパンチに返しのフック。下がる三輪を追いながらボディブローを打ち、顔面へのパンチにつなげる。三輪も打ち返すが、ボディを打たれて後退。左フックで大きく吹っ飛んだ三輪に亀田が左右の連打をまとめてスタンディングダウンを奪う。
亀田が一気にラッシュを仕掛け、三輪はクリンチ。三輪も打ち返すが左ボディからの左右フックを喰らい、背中を見せて全速力で逃げる。ここでレフェリーが試合をストップし、亀田のTKO勝ちとなった。
三輪は「めっちゃ勝ちたかったです。でもこの試合はいろいろな人にめっちゃ協力してもらって、ただでジムで練習をさせてもらったり、ただでトランクスを貸してくれたりしてもらって出来ました。これからはおとんと一緒に美容師の世界チャンピオンを目指したいと思います。逃げたのは追いかけさせて疲れさせようと思った作戦です。少ない練習期間でしたがボクシングが好きになったし、日本拳法を知ってもらえたことも嬉しいです。うどんさえ食べれないもっと貧しい人もいますし、そういう人たちに元気を与えられたと思う」と、試合後もハイテンションでコメントした。
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