【DEEP】水野竜也、一本勝ちで涙の初戴冠
DEEP事務局
「DEEP 82 IMPACT」
2018年2月24日 (土)東京・ディファ有明
▼第11試合 メインイベント 第9代DEEPミドル級王座決定戦 5分3R
〇水野竜也(36=フリー)
一本 3R 4分34秒 ※チョークスリーパー
●奥野泰舗(40=CAVE)
※水野が第9代王座に就く。
第8代DEEPミドル級王者RYOが王座を返上したため、水野と奥野による王座決定戦が行われた。
水野は2006年9月にパンクラスでデビューすると、いきなりキャリアに優る桜木裕司に一本勝ち。2008年3月には『DREAM』でミルコ・クロコップと対戦するなど外国人選手との対戦経験を積み、2010年7月のDREAMではメルヴィン・マヌーフに一本勝ち。その後は海外にも進出し、『ONE FC』を始めとして様々なプロモーションで戦ってきた。
対する奥野は一撃必殺の豪腕ハードパンチャーで、愚直なまでにパンチで前へ出てKOを狙うスタイル。長南亮、郷野聡寛といったビッグネームもマットに沈めた実績がある。
1Rが始まると同時に前進する奥野を、水野が首相撲に捕らえてヒザ蹴り。そのまま両者もつれて寝技になり、水野がバックを奪う。殴りながらスリーパーを狙う水野。奥野の首に深く腕が食い込むが、奥野は水野の片腕を持って必死のディフェンス。その後も水野がスリーパーを狙い続け、圧倒して初回を終えた。
2Rも開始と同時にパンチを出して前へ出る奥野。水野はヒザ蹴りで対抗。奥野の右フックが一発入ると、水野は組み付いてヒジ打ちとヒザ蹴り、さらにタックルと揺さぶる。奥野に尻餅をつかせた水野がバックを奪い、腕十字を狙ったが奥野が防いだ。
3Rも開始と同時に突っ込んでいく奥野に水野はヒザ蹴り。奥野がパンチを放つと水野はタックルでテイクダウンに成功。バックに移行してまたもスリーパーを狙う。水野がバックマウントからのパンチ。残り時間30秒のコールがあった直後に逃れようとする奥野をスリーパーに捕らえ、一本勝ちを奪った。
ベルトを巻いた水野は終始笑顔で勝利を喜び、「DEEPの試合をお金を払って見に来てくれた皆さんありがとうございます。僕はデビュー戦がパンクラスで1~2年でチャンピオンになると思っていましたが、あっという間に10年経ってしまいました(2006年9月デビュー)。挫折した時に応援してくれる人たちがいて、その人たちとつながれたことを誇りに思います。ありがとうございます。
この自分が人生を終えて死ぬ時に、きっとこの試合を思い出すと思います。その時間をともにしてくれた皆さん、ありがとうございました。でも自分は賞金稼ぎです。ベルトはもちろん守りますが、いろいろなところで戦う自分の姿を見せていきます」と、途中からは泣きながらマイクアピールした。
●編集部オススメ
・元谷友貴が10カ月ぶり復帰、水野vs奥野でミドル級王座決定戦
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!