【K-1】残り3秒、野杁正明がKO勝ちで大和哲也にリベンジ
K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K’FESTA.1~」
2018年3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ
▼第12試合 K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇野杁正明(24=K-1ジムEBISU/K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者)
KO 3R 2分57秒 ※3ノックダウン
●大和哲也(30=大和ジム/元WBCムエタイ世界スーパー・ライト級王者/挑戦者)
※野杁が初防衛に成功。
両者は2014年2月16日にWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーライト級タイトルマッチで対戦し、王者・大和がヒジ打ちでダウンを奪って野杁から勝利を収めている。この試合はキックボクシングの年間ベストバウトとも言われる名勝負となった。
野杁は6月に前王者ゲーオ・ウィラサクレックから日本人として初めて勝利を収め、タイトルを奪取して今回が初防衛戦。大和は合氣道とキックボクシングを融合させた「合氣ック」で3連続KO勝利と絶好調で挑む。
1R、野杁は大和の左フックを警戒しつつ、前蹴りを中心にミドル、ハイと蹴りを繰り出す。大和は右ローで探りを入れる。サウスポーに変えた野杁の左ロー、左ストレートが入るが、大和もミドルを返す。1R終了間際に野杁が突如放った飛びヒザ蹴りでダウンを奪う。大和が立ち上がったところでラウンド終了。
2R、かなりダメージがありそうな大和だが、左右フックで距離を詰めていく。野杁はそれを前蹴りで突き放す。大和の連打をブロックしつつ、強い右フックを返す野杁。左右フックで野杁が一瞬効かされたように見えたが、すぐにハイキックを返す。逆にロープに詰めた野杁は強烈な左フック。さらに連打。
3R、両者が前へ出てかなりの接近戦が繰り広げられる。大和は逆転を狙うバックハンドブローと飛びヒザ蹴り、野杁は左右フックとヒザ蹴り。野杁はヒザ蹴りの連打から後ろ蹴りを入れ、アゴへのヒザ蹴りからさらに左ボディブロー。これで大和の身体がくの字になり、野杁がフックを連打するとスタンディングダウンが宣告される。
野杁はボディブローから左右フックの連打。大和は身体を丸めてしまい、レフェリーがここでストップ。大和は同時に倒れ込み、大の字となった。
見事なKOで初防衛に成功した野杁は、「対戦相手がプライベートから仲良くしていただいている哲也君ということで、こういった試合内容になったかと思います。哲也君ありがとうございます。僕たちは新チームになって、いろいろあったけれど、一致団結して世界一のチームにしていくので僕も含めて他のメンバーもよろしくお願いします」とマイクで語った。
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