【KNOCK OUT】宮越宗一郎、最後の試合はT-98と熱闘ドロー
キックスロード
「KNOCK OUT SAKURA BURST」
2018年4月14日(土)神奈川・カルッツ川崎
▼第4試合 70.0kg契約 3分5R
△T-98(クロスポイント吉祥寺/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者)
ドロー 判定1-1 ※50-49(宮越)、49-48(T-98)、49-49
△宮越宗一郎(拳粋会/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーウェルター級王者)
“ムエタイゴリラ”の異名を持つT-98は、パワフルなローキックとボディブローを武器にこれまでWBCムエタイ日本ウェルター級王座、WPMF世界ミドル級王座など数々のタイトルを獲得。2016年6月にはムエタイ最高峰のラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王座に就き、同王座を失った後にはもうひとつの最高峰ルンピニー王座にも挑戦している。
宮越は強靭な身体から繰り出す威力抜群のパンチを武器に、WBCムエタイ日本タイトルの2階級制覇に成功。国内のトップ選手として活躍し、アンディ・サワーら世界の強豪とも対戦している。2017年8月の『KNOCK OUT vo.4』では、日本スーパーウェルター級頂上対決となった新日本キックボクシング協会・緑川創との対戦に勝利。その一夜明け会見で、T-98との対戦を熱望していた。宮越はこのT-98戦を現役最後の試合と公言している。
1R、ローを蹴り合う両者。T-98はタイミングのいい左ミドル、宮越は右ストレートを放つ。T-98は得意の右ボディストレートでボディを攻め始める。宮越はT-98のローをしっかりとブロックしてローを返す。
2R、宮越の左フックでT-98が大きくグラつく。すかさずラッシュをかける宮越に後退するT-98だが、ガードして立て直す。宮越のパンチからの右ローが何度も決まり、T-98は前へ出るとジャブをもらう。それでも前へ出るT-98は右ローを蹴っていく。
3Rもローの蹴り合いとなるが、パンチを被弾するのはT-98の方が多い。T-98は左右フックをもらっても右ローをしつこく蹴る。ローのダメージを感じさせる宮越にT-98の右ストレートもヒットし始め、宮越が後退する。
4R、宮越は左右連打からロー、T-98は左右のローを蹴り分ける。両者ともヒジを打つ。両者がパンチからローで攻め、タフな削り合いのファイトとなった。
5Rも前に出るT-98へ宮越のストレート連打が襲う。T-98はガードを固めて左右フック、右ローをヒットさせていく。残り1分で宮越が手数を出すが、T-98も前へ出て右フックを放つ。打ち返す宮越へT-98が前進しながらの右ストレート連発。
両者一歩も譲らぬ戦いは三者三様のドロー。両者は笑顔で抱き合い、健闘を称えあった。「もうやらないの?」とT-98のセコンドが問いかけると、宮越は「やらないです」と微笑んだ。
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