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【RIZIN】那須川天心が合計4度のダウンを奪ってMMAからの刺客を撃退

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2018/05/06(日)UP

果敢に打ち合いを挑んできた中村から合計4度のダウンを奪って快勝した那須川

RIZIN FF事務局
「RIZIN.10」
2018年5月6日(日)マリンメッセ福岡

▼第11試合 RIZINキックボクシングルール 58.0kg契約 3分3R
○那須川天心(19=TARGET/Cygames/RISEバンタム級王者、ISKAオリエンタルルール世界同級王者)
TKO 2R 1分42秒 ※左ストレート
●中村優作(31=チーム・アルファメール・ジャパン/初代WSOF-GCフライ級王者)

 那須川は今回がプロ通算30戦目。デビュー以来無敗の30連勝を懸けて、キックボクシングルールでMMA8総合格闘技)ファイターの中村と対戦する。

 中村は3歳で日本拳法を始め、中学の時に全国優勝するなど数々のタイトルを獲得。2008年にMMA(総合格闘技)に転向し、アマチュア大会で9戦8勝の戦績を残して2010年1月にDEEPでプロデビューした。日本拳法仕込みの強打を武器に、2013年8月から9連勝を飾っている。2016年には元K-1ファイターのレイ・セフォーが代表を務めていたアメリカのMMA団体『WSOF』の海外ブランドWSOF-GCで初代フライ級王座を奪取した。

胴廻し回転蹴りのカウンターでダウンを奪った那須川

 1R、中村は前後に軽快なステップを踏み、いきなり飛び込んでのパンチ。那須川は右から左へのフックをヒットさせる。飛び込んでくるところに那須川が右フックを合わせ、中村はタックルのように那須川に組み付いて転倒させた。中村が入ってくるところに右フックを合わせる那須川、中村はまたもタックル。

 中村の飛び込んでの右ストレートをもらった那須川だが、再び中村が右を放ってきたところになんとカウンターの胴回し回転蹴りを合わせてダウンを奪う。

 2R、中村が強烈な右ストレートを繰り出してくるが、那須川がカウンターの左ストレートでダウンを奪う。パンチを打ってくる中村に那須川は右フックを合わせ、飛びひざを放ってきた中村に左ストレートでダウンを追加。それでも中村は諦めず右フックを強振していくが、最後も那須川の左ストレートを浴びて3度目のダウン。那須川がスリリングな一戦をTKO勝ちで締めくくった。

 那須川は「ちょっとヒヤヒヤしました。中村選手は入り込みが速くてそれに気をつけすぎたかもしれませんが、勝ててよかったです。RIZINという舞台で自分はキックルールでやらせてもらっていますが、こうして中村選手と戦ったことを誇りに思っています」と試合を振り返る。

 そして「まずは6月17日に過去最高の相手、ロッタンという選手とRISEの幕張メッセで世界タイトルマッチをやります。応援に来てください」と次戦をアピールすると、「RIZINのキックのトーナメントのベルトが欲しいです。強いヤツと戦いたいのでキックのベルトを作ってください」と、RIZINでキックルールのトーナメントを開催して欲しいとアピールした。

photo=(c)RIZIN FF

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