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【Krush】隼也が苦戦の末にベテラン出貝を振り切る

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2018/06/30(土)UP

延長R、やや手数が落ちた出貝に対し、隼也(右)が果敢に攻める

Krush実行委員会
「Krush.89」

2018年6月30日(土)東京・ 後楽園ホール

▼第3試合 バンタム級 3分3R延長1R
○隼也ウィラサクレック(20=WSRフェアテックス三ノ輪/WPMF日本バンタム級王者)
延長判定2-1 ※9-10、10-9、10-9
●出貝泰佑(36=TEAM GYAKUSAN/第2代Bigbangスーパー・バンタム級王者)
※本戦の判定は30-29(隼也)、29-29、29-29。

 隼也は2013年12月に16歳でWPMF日本フライ級王座、2016年11月には19歳で同バンタム級王座も獲得し、2階級制覇を達成したムエタイの若き実力者。昨年5月のKrushデビュー戦では隆聖に敗れたが、今年3月の『Krush.86』で小只直弥に、4月の『Krush.86』では晃貴に勝利し、今大会への連続参戦を決めた。

 対する出貝は今回で40戦目を迎えるベテラン選手で、戦績は18勝(6KO)17敗4分。2014年2月にBigbangスーパー・バンタム級王座を獲得した実績を持つ。しかし、Krushのリングでは現在4連敗中と厳しい状況。今大会で復活を果たせるか。

出貝(右)がカウンターをヒットさせる

 1R、出貝が左ジャブを突きながら積極的に前に出て、左ミドルや顔面前蹴りもヒットさせる。なかなかリズムを掴めない様子の隼也であったが、終盤に出貝がパンチで前に出たところへ左右フックを返す。

 2R、前蹴りから一気に間合いを詰めてパンチを連打する出貝。隼也が左右フックや左ミドルを返そうとすると、出貝はサッと離れてヒットを許さない。出貝が先手を取り続け、隼也は攻めあぐねる。

 3R、後がない隼也は左右の蹴り連打を散らしていくが、出貝は構わず間合いを潰して相手のガードの隙間からストレート系のパンチをねじ込む。パンチを被弾した隼也は一瞬足下がよろめく場面も見られた。

 出貝ペースで進んだと思われた試合だが、本戦では決着がつかず延長戦に突入。やや手数が落ちた出貝に対し、隼也が飛び込みながらの左右フックを浴びせ、左ハイもクリーンヒットさせる。大きなダメージは無い様子の出貝だが、有効打を当てることはできなかった。

 苦戦を強いられた隼也が延長Rで意地を見せ、スプリット判定で出貝を下した。一方、ベテランらしい試合巧者ぶりが光った出貝であったが、結果を残すことができず、苦しい5連敗となった。

※全試合結果はこちら

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