【Krush】プロ6戦目の金子が軍司から王座奪取、延長R残り1秒でダウン奪う
Krush実行委員会
「Krush.89」
2018年6月30日(土)東京・ 後楽園ホール
▼第8試合 トリプルメインイベント第2試合 Krushバンタム級タイトルマッチ 3分3R延長1R
●軍司泰斗(19=K-1ジム総本部チームペガサス/王者)
延長判定0-3 ※三者とも8-10
○金子晃大(21=K-1ジム・シルバーウルフ/挑戦者)
※軍司が初防衛に失敗、金子が新王座に就く。
※本戦の判定は29-28(軍司)、29-28(金子)、29-29。
軍司は昨年9月の『Krush.80』で行われたKrushバンタム級王座決定戦で、隆聖を下して初戴冠を果たした。同年12月には大岩翔大、今年3月には登坂匠をいずれもK-1のリングで破り、現在3連勝中。好調の勢いのまま、今大会ではKrush王座の初防衛を目指す。
対する金子は2016年9月の『Krush.69』でプロデビューし、現在までの戦績は5戦全勝。昨年11月の『Krush.82』で元Bigbangスーパーバンタム級王者のベテラン・出貝泰佑に勝利し、今回のチャンスを掴んだ。
1R、左右フック、左ボディ、飛びヒザ蹴りと積極的に仕掛ける金子。軍司はディフェンスの時間が続くが、終盤に入ると打ち合いに応じ、カウンターの右ストレートで金子を吹っ飛ばす場面を作る。
2R、フットワークを駆使して金子に的を絞らせない軍司。金子が動きを一瞬止めると、軍司はすかさず左右フック&ボディのコンビネーションで畳みかける。いったん距離を取り直って鋭いジャブを突く金子に対し、軍司はパンチの連打から左ボディを打ち抜く攻めを展開。
3R、開始直後に前へ出てきた軍司に金子が顔面前蹴りを合わせる。金子は回転の速いパンチのコンビネーションを振るうが、軍司はこれをかわしながら打ち終わりを狙って右ストレート。終盤、両者は激しい打ち合いとなり、金子の右ストレートを何度も被弾した軍司がよろめいたところで、試合終了のゴングが鳴った。
判定は1-1となり試合は延長戦に突入。開始直後に金子が闘志あふれる表情で右ローを叩き込むと、これで火が点いた軍司も打ち合いにいく。しかし、金子の強烈な右フックで軍司は動きが止まり始める。
終盤、劣勢の軍司は金子のヒザ蹴りが下腹部に直撃。軍司のダメージ回復を待って試合再開となる。するとこの直後、軍司は意を決したようにパンチのラッシュで仕掛け、両者は足を止めてノーガードでの打ち合いに。壮絶な殴り合いの中、金子の右フック連打を浴びた軍司がついに崩れ落ちた。軍司は立ち上がるも直後に試合終了のゴングが鳴った。
試合時間残り1秒でダウンを奪った金子が、文句無しの判定勝ち。プロ6戦目の金子がキャリアで上回る軍司を相手に堂々の戦いぶりを見せ、初戴冠を果たした。
試合後、マイクを握った金子は「今回は僕は6戦目です。キャリアと実力のある軍司選手が相手だったので本気を出しました。ジムのトレーナーや仲間はもちろん、僕は周りの人に恵まれて獲れたベルトだと思います。強い選手に勝って獲ったベルトなので、自分がもっと価値を高めていきたいと思います。まだ6戦しかしていないので、僕のことを知らない人も多いと思いますが、これを機に覚えて下さい」と挨拶した。
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