【シュートボクシング】RENAが1Rは大苦戦もダウンを奪い復活の勝利
シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING Girls S-cup ~48㎏世界トーナメント2018~」
2018年7月6日(金)東京・TDCホール
▼第10試合 50.0kg契約 SB特別MMAルール 5分3R
〇RENA(27=シーザージム/SB世界女子フライ級王者)
判定3-0
●エレイン“パンテラ”リアル(29=ブラジル)
RENAは昨年大みそかに「RIZIN女子スーパーアトム級トーナメント」の決勝戦で浅倉カンナ(20=パラエストラ松戸)と激突。RENAがチョークスリーパーで絞め落とされる衝撃決着となり、MMA(総合格闘技)7戦目にして初黒星を喫した。
その後、RENAは5月に行われたRIZIN福岡大会のリング上で浅倉に再戦をアピール。浅倉の「いきなり再戦はどうなんだろう」との要望を受け、RENAはまず『Girls S-cup 2018』でMMA(総合格闘技)の試合を行い、そのわずか23日後の7月29日に『RIZIN.11』で浅倉と対戦する試練の2連戦に挑むことが決まった。
浅倉との再戦の前哨戦となる今回、RENAが対戦するのは初来日のリアル。パンチを振り回しながら突進し、アグレッシブに一本を狙うスタイル。戦績は5勝6敗と黒星が先行しているが、5勝のうち3勝を関節・絞め技による一本勝ちを収めている。RENAにとっては苦手な寝技の方が強い相手となった。
リアルは前日計量で1kgオーバーし、契約体重をクリアーすることが出来ず、試合規定により本来はリアルの失格となるが、RENAが試合の実施を申し出たために通常試合として行われ、リアルはイエローカード1枚からのスタートとなった。
1R、パンチで突進するリアルをパンチで迎え撃つRENA。リアルはそのまま組み付き、RENAはコーナーを背にしてテイクダウンを防ぐ。しかし、テイクダウンを奪われ、立ち上がるところでフロントチョークを極められるRENA。あわやの場面だったが、首を抜いて脱出。その直後、リアルは三角絞めを極めに行く。
ヒジをリアルに押し付けて必死に耐えるRENA。立ち上がろうとすると今度はリアルが腕十字。RENAは腕にぶら下がるリアルの顔面へ蹴りを見舞い、立ち上がるとパウンド。再びタックルに来たリアルがテイクダウンを奪う。RENAは足を絡めて上下を入れ替え、上になってパウンドを打ち込む。
2Rが始まって過ぎ、RENAは右三日月蹴りを2連発。これでリアルがダウン。すかさずパウンドを打ち込み、立ち上がると踏みつけを狙うRENA。リアルは下から足関節技を仕掛け、RENAを寝かせる。ヒールホールドをしのいだRENAは立ち上がり、スタンドへ。ボディを打つRENA。リアルはバックを奪うが、RENAは脱出。
RENAの三日月蹴りを受け止めてタックルに行くリアル。RENAはロープを背にテイクダウンを防ぎ、ヒザ蹴りを入れる。
3R、RENAが右ボディストレートと左ボディフックでボディへラッシュをかける。パンチの打ち合いとなり、RENAが連打をヒットさせるとリアルは組み付く。離れるとパンチを当てていくのはRENA。組み付いてきたリアルにサッカーボールキックも見舞う。
気が強いリアルはスタンドに戻るとパンチとハイキック。そして組み付く。ブレイク後、RENAが右ストレートと左フックをクリーンヒットさせ、リアルはダウン気味に倒れる。RENAは蹴りとパウンド、リアルも下からの足関節技を狙う。
白熱の攻防はフルラウンドとなり、勝敗は判定へ。1Rは苦戦したRENAだが、2Rと3Rの打撃による攻勢で3-0の判定勝ちを収めた。
復帰戦を熱闘の末に勝利で飾ったRENAはマイクを持ち、「シュートボクシング、そしてRIZINのRENAです。とりあえず復帰戦、スカッと勝ちたかったんですが初めて判定までいきました。浅倉選手との再戦が決まっていて、リベンジするのは不可能だと言われています。今日の試合をやってリベンジは不可能だと痛感しました。でも、決まっている以上は不可能を可能にすることは今からでも可能だと思っています。明日から死に物狂いで練習して29日に向かっていきます。浅倉選手、29日に向き合いましょう」と、リングサイドに座っていた浅倉カンナに宣戦布告した。
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