【RIZIN】山本美憂が大きな進化を見せて石岡沙織から勝利
RIZIN FF事務局
「RIZIN.11」
2018年7月29日(日)さいたまスーパーアリーナ
▼第3試合 RIZIN女子MMAルール 49.0kg契約 5分3R
●石岡沙織(30=禅道会)
判定1-2
〇山本美憂(43=KRAZY BEE)
山本は女子レスリングで全日本選手権8度優勝、世界選手権3度優勝の実績を持つ。2016年9月にMMA(総合格闘技)へ転向し、RIZINに参戦。デビュー戦でRENAに敗れ、3戦目でキャシー・ロブから初勝利。しかし、2017年10月のRIZIN女子スーパーアトム級トーナメント1回戦でアイリーン・リベラに敗れている。
対する石岡は『DEEP JEWELS』の前身であるJEWELSの旗揚げ時からエースとして活躍。2017年4月に念願のRIZIN参戦を果たし、ベスターレ・キシャーから一本勝ち。しかし、2017年8月にRIZIN女子スーパーアトム級トーナメントの出場権を懸けての戦いで浅倉カンナに敗れている。
子供を持つ戦うママ対決。1R、出会い頭に石岡の右フックで山本がスリップダウン、しかし、立ち上がると山本が左フックで石岡をダウンさせる。すかさず上を奪う山本。石岡はフロントチョークを狙いながら立ち上がり、山本はパンチを出しながら組み付き、テイクダウンを奪う。
下から抵抗する石岡に山本はパウンド、顔面へのヒザ蹴りと猛攻。石岡の腕十字は失敗し、スタンドに戻ると山本がまたもテイクダウン。ここで石岡が腕十字を仕掛けるが、ラウンド終了のゴング。山本がこれまでとは見違えるほどの動きを見せた。
2R、軽快なフットワークで動く山本にヒザ蹴りを見舞いにいく石岡。投げで石岡がテイクダウンを奪ったが、山本が引っ繰り返して上になる。下から関節技を狙う石岡に、山本は立ち上がって踏みつけを見舞う。両者立ち上がると石岡はロー、ハイキックを繰り出す。タックルに来た山本のバックを奪う石岡。
3R、山本は軽快なフットワークから左右のパンチを出して石岡を近付けさせない。石岡はボディブローと前蹴り、ヒザ蹴り。山本が組み付くと石岡が自ら寝技に持ち込み、パンチを見舞う山本に石岡が下からの腕十字。山本は顔面蹴りで対抗して抜け出す。
残り時間1分でブレイク。両者パンチを打ち合い、石岡がパンチからタックルにいくが、山本が投げて上になる。試合終了と同時に、勝利を確信した山本は雄叫びをあげて喜ぶ。判定は2-1と割れたが、山本が勝利。ベテランの石岡を破り、MMAで2勝目をあげた。
山本はマイクを持ち、「やっと勝てたってまた同じセリフなんですが、今までやってきたことが出せたかな、MMAの選手としてそれらしいことが出来たかなって思います」と試合内容に満足そう。続けて英語で家族たちに涙を流しながらメッセージを送ると、セコンドのアーセンも涙を流した。
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