【KNOCK OUT】帝王ヨードレックペットに髙橋一眞善戦も敗れる
キックスロード
「KNOCK OUT SUMMER FES.2018」
2018年8月19日(日)東京・大田区総合体育館
▼第5試合 61.5kg契約 3分5R
○ヨードレックペット・オー・ピティサック(23=タイ/T-Ded 99 Muay Thai Gym/第2代KING OF KNOCK OUT ライト級王者)
判定3-0 ※50-48、50-48、50-47
●髙橋一眞(23=真門ジム/第15代NKBライト級王者)
ヨードレックペットはムエタイ最高峰の二大殿堂ラジャダムナンとルンピニー両スタジアムのライト級王座を同時に保持。ルンピニー王座は防衛期限が過ぎたため返上となったが、今年4月のKNOCK OUTでは初代王者・森井洋介にTKO勝ちしてKNOCK OUTライト級王座を奪取した。そして3月には、タイのスポーツ界で権威のあるサイアムスポーツ社認定のタイ・スポーツ大賞のムエタイ部門でMVPを獲得している現役最強ムエタイ戦士の一人。
この世界最高峰王者の壁にノンタイトル戦で挑むのは、髙橋3兄弟の長男・髙橋だ。今年2月には町田光からダウンを奪い判定勝利、5月には地元大阪で初開催されたKNOCK OUTでチュー・トップキングを1R28秒にKOで下している。常にKO狙いのアグレッシブファイトと、13勝のうち10回のKOを生み出した強打が武器。
1R、上背で優る高橋は右ミドルを出しつつ、ヨードレックペットがローを蹴ってくるとワンツーを合わせに行く。ヨードレックペットは左インローを蹴るのみだが、場内からはどよめきが起こった。1Rが終わると両者は笑顔で相手の胸を軽く叩き合う。
2R、ワンツーを繰り出す高橋にヨードレックペットは力強い左ミドルを返す。左ハイを狙った高橋だが、ヨードレックペットはしっかりとブロック。まだヨードレックペットは様子を見ている段階か。
3R、高橋は右の三日月蹴りを突き刺す。ヨードレックペットもこのラウンドは左ロー、左ストレートと攻撃を出す。ワンツーを狙う高橋にヨードレックペットは左ミドルを返し、場内からその重さにどよめきが起きる。ラウンドが終わるとヨードレックペットは“やるじゃん”とばかりに高橋の腹を軽く叩いて笑顔を見せる。
4R、ヨードレックペットの重い左ミドル、左ローがヒット。高橋はワンツー、ハイキック、ジャンプしてのパンチを見せるが、左インローでたびたびバランスを崩す。ヨードレックペットの左ミドル、左ボディストレートが決まり、高橋のパンチは空を切る。
5R、勝負をかける高橋は距離を詰めての左右フックとヒジ打ち、離れると右三日月蹴り。ヨードレックペットは左ミドルを返し、高橋の蹴りをキャッチしてのパンチを狙う。左ミドルを蹴り続けるヨードレックペット。余裕の笑みを浮かべて試合を終え、判定勝ちした。
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