【KNOCK OUT】森井洋介が大月晴明との強打者対決をTKOで制す
キックスロード
「KNOCK OUT SUMMER FES.2018」
2018年8月19日(日)東京・大田区総合体育館
▼第6試合 61.5kg契約 3分5R
○森井洋介(30=GOLDEN GLOBE/KING OF KNOCK OUT 初代ライト級王者)
TKO 3R 2分52秒 ※左右フック連打→レフェリーストップ
●大月晴明(44=マスクマンズ/WPKC世界ムエタイライト級王者)
森井は2016年12月のKNOCK OUT旗揚げ以来KO勝利を重ね、昨年12月には激闘の連続となったトーナメントを制して初代KING OF KNOCK OUTライト級王者に輝き、”Mr.KNOCK OUT”の異名を取るまでに。しかし今年4月、ムエタイ世界最高峰のラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者ヨードレックペットを挑戦者に迎えた初防衛戦で鼻骨を折られてのTKO負け。今回はベルトを失ってからの再起戦となる。
対する大月はボクシングと合気道をベースにした独自のスタイルでKOを量産し、“爆腕”の異名を持つ。2000年代前半からキック界を代表する選手となり、44歳になった今もなおその爆腕は健在。5月の大阪大会では、山口侑馬との激しい打ち合いを制して2RでKO勝利を収めた。
両者は同じ全日本キックボクシング連盟に所属していたが、大月が団体エースとして活躍している時期に森井がデビュー。その後も階級が違うため交わることはなかったが、森井がライト級まで上げてきたため初対決が実現することになった。
1R、大月は両手を伸ばした独特の構え。フットワークを使わずどっしりと構え、ローから左右の強打を発射する。左ボディを連打する大月に森井の右ストレートがヒット。森井は大月が打ってくるとミドルを蹴り、大月はローで森井のパンチを誘う。強打者同士ならではの緊張感が場内を包んだ。
2R、手数を増やしてきた大月が左ボディブローを打ってきたところで、森井が返しの左フックでダウンを奪う。立ち上がると左右フックで前へ出る大月。森井はジャブから右ストレート、左フックをしっかり当てていく。森井が左フックから右バックハンドエルボーのコンビネーションを見せる。
3R、大月の左フックに右フックを合わせにいく森井。右アッパーも連打する。足を止めての打ち合いとなり、森井の右フックでグラつく大月、森井のヒジもヒットするが、大月は倒れない。
しかし大月が右ローを蹴りにいったところで森井がカウンターの右ハイキックでダウンを奪う。一気に襲い掛かる森井が左フック、ジャブをしっかり当てての右アッパーと左右フック。大月は右ハイを出すがもう力が無い。森井が左右フック連打で大月を棒立ちにさせ、レフェリーがストップ。最後まで立ち続けた大月だったが、森井がTKO勝ちで強打者対決を制した。
森井は「まずは40歳過ぎてもトップ選手でいる大月選手に拍手をお願いします。大月さん、ありがとうございました」と大月に敬意を表すると、「皆さん、お待たせしました。野良犬が帰ってきたぞ。4月に骨折して負けて、あれから1日たりとも忘れてないのでやられたらやり返す。倍返しですね。アジアトーナメントは今年一盛り上がるので、リベンジかまして全試合KOで制したいと思うのでぜひ見に来てください」と、開催が決定したKNOCK OUTアジアトーナメント制覇を宣言した。
●編集部オススメ
・再起する森井洋介、大月晴明を「何もさせず圧倒して倒したい」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!