【KNOCK OUT】不可思が秀樹からダウン奪い、競り勝って初代王座に就く
キックスロード
「KNOCK OUT SUMMER FES.2018」
2018年8月19日(日)東京・大田区総合体育館
▼第7試合 メインイベント KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座決定トーナメント決勝戦 64kg契約 3分5R
○不可思(27=クロスポイント吉祥寺 REBELS/RISEライト級王者)
判定2-0 ※50-49、48-48、49-48
●秀樹(27=新宿レフティージム/K-1 ULTIMATE VICTOR REVOLUTION FINAL -65kg級世界トーナメント 優勝)
※不可思がトーナメント優勝。KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座に就く。
昨年開催されたライト級王座決定トーナメントに続き、今回も激闘の連続となった「KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王座決定トーナメント」がいよいよファイナルを迎えた。
不可思は1回戦こそWBCムエタイ日本ウェルター級王者・健太に大苦戦を強いられたが、準決勝ではシュートボクシング世界スーパーライト級王者・鈴木博昭から右ストレートでダウンを奪って勝利。
秀樹は1回戦でWBCムエタイ日本スーパーライト級王者・山口裕人を左右の強打でKO、準決勝の蹴拳ムエタイライト級王者・マサ佐藤戦ではヒジによるカットでTKOを奪い、決勝へ駒を進めた。
1R、不可思は左へ左へと動きながら左右ロー、右ミドルを蹴り、右ストレートを放つ。サウスポーの秀樹は手数は少なめだが、終盤にワンツーをヒットさせた。1Rはお互いに様子見。
2R、秀樹は強い左ミドルを蹴り、飛び込むと同時の左ショートストレートを2度ヒットさせる。不可思は秀樹の左ストレートをもらわないように、頭の位置を左側においてワンツーを当てに行く。右ミドルも蹴る。
3R、不可思は右ミドルを多用するが、いつもの強いローがあまり出ない。秀樹は回り込みながらジャブを当てていく。前に出るのは不可思だが、上手く攻撃を当てていくのは秀樹。
4R、前に出て右ミドルを蹴る不可思を、左ミドルとヒザ蹴りで迎え撃つ秀樹。不可思の右ストレートをかわしての左ストレートをヒットさせ、不可思の身体が一瞬浮く。
秀樹が打ち合いに行き、左フックが2度ヒット。不可思は左ミドルを蹴ってパンチで対抗。大ピンチとなった不可思だが、残り30秒で右フックを打ち抜いて逆転のダウンを奪う。
5Rも右ミドルを蹴る不可思に秀樹は左右フックを叩きつける。強烈な左ヒジがヒット。逆転を狙う秀樹はパンチとヒジ打ちの猛攻だ。不可思は右ミドルを蹴っての右ストレートで応戦。残り1分、大歓声が上がる中、不可思が飛びヒザ蹴りから右フック、秀樹も左右フックを繰り出して打ち合う。その左右フックをもらう不可思だが、右ハイを返す。両者パンチを繰り出す中、試合終了のゴング。
判定はジャッジ1名がドローを付けたが、判定2-0の僅差で不可思が勝利。初代スーパーライト級王座に就き、RISEライト級王座と合わせて二冠王となった。ベルトが巻かれ、優勝賞金300万円が贈られると不可思は思わず笑顔に。
不可思は「自信はあったんですが、厳しい戦いになるのは覚悟していたのでそれを乗り越えられてよかったです。秀樹選手ありがとうございました。俺はここが目標じゃなくてここは通過点なので、もっと高いところに行きます。カッコつけてすました感じにしようと思ったんですが、やっぱり嬉しいです。チャンピオンとしてKNOCK OUTとキックボクシング、日本の格闘技界を俺が引っ張っていくのでついて来てください」と勝利者インタビューに答えた。
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