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【RIZIN】宮田和幸、山本アーセンに一本勝ちして引退

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2018/12/31(月)UP

アームロックを極める宮田

RIZIN FIGHTING FEDERATION
「RIZIN.14」
2018年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ

▼第7試合 宮田和幸引退試合&山本“KID”徳郁メモリアルマッチ RIZIN MMAルール 65.0kg契約 5分3R ※ヒジ打ちあり
〇宮田和幸(BRAVE)
一本 2R 3分23秒 ※アームロック
●山本アーセン(KRAZY BEE)

 1R開始と同時に両者がコーナーからダッシュし、空中で激突。両者がKIDの飛びヒザ蹴りを再現しようとしていたようだ。まずはアーセンが投げで宮田をテイクダウンし、宮田が下からの三角絞め。アーセンは持ち上げて落とすが宮田はしつこく三角絞め。またもアーセンが持ち上げて宮田を投げ捨てる。

 その後もアーセンが上のポジションをキープしていたが、宮田が上下を入れ替えるとストレートアームバーに捉える。しかし、ピンチと思われたアーセンは脱出に成功して立ち上がる。場内からは大歓声。

 2R、パンチをヒットさせたアーセンがテイクダウンを奪い、上のポジションをキープ。ヒジを打ち込むなど優勢に進めていたが、下になった宮田が両足でアーセンを挟み、アームロックの形でアーセンの腕を引っ張り上げた。そのままの体勢で上になるとアーセンが苦痛に表情を歪め、宮田が鮮やかな一本勝ちで有終の美を飾った。

 宮田はマイクを持つと「最初からグレイシーとかKID選手とやってなかなか結果が出なかったんですが、14年やってようやくそこそこのレベルに行ったと思います。お世辞抜きでアーセン選手は強くて、テイクダウンされて力もあるし、ものすごい才能を持っている選手なのでこれから頑張ってもらいたいと思います」と、アーセンにエールを送る。

 そして「今日の試合をもって引退することになりました。後輩たちも5人チャンピオンになって、ウチに入って来た後輩たちは全員チャンピオンにしたいと思っています。引退試合をRIZINの舞台でやらせていただいたことを感謝しないといけないと思います。日本の格闘技界を後押し出来るように頑張ります」と、今後は指導者として格闘技界に貢献していきたいと語った。

 宮田の長男がリングに上がって花束を渡し、「昔から僕のヒーローで最後に勝てて本当に良かったです。ありがとう」と言うと大きな拍手が沸き起こり、宮田を見送った。

●全試合結果はこちら

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