【K-1】イランの巨人・カリミアンが加藤久輝を下し初防衛に成功
K-1実行委員会
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~」
2019年3月10日(日) さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)
▼第5試合 K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R延長1R
○シナ・カリミアン(30=イラン/王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-29
●加藤久輝(36=ALIVE/挑戦者)
クルーザー級のタイトルマッチ。挑戦者の加藤は寝技もある総合武道・大道塾で活躍し、アメリカの総合格闘技団体『ベラトール』にも定期参戦するファイター。一撃必殺の破壊力を武器に昨年はK-1にも参戦。2連勝してのタイトル挑戦となった。
王者のカリミアンは130戦以上のアマチュア経験を持ち、アマチュアでは5度世界王者に輝いた強豪。9月に行われた「K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント」に参戦し、2メートルの長身を生かしたリーチと多彩な足技を武器に制覇し王座に輝いた。今回が初防衛戦となる前日の公開計量では握手を求めた加藤に対しカリミアンが頭をくしゃくしゃとなでるように挑発し、あわや乱闘寸前となっただけに、激しい試合が予想される。
1R、ゴングと同時に走り込んでローの加藤。カリミアンも右のストレートを返し、飛びヒザも見せる。加藤は得意のスーパーマンパンチも見せる。身長2メートルのカリミアンの懐に飛び込んでローを狙う加藤。カリミアンはリーチを活かした顔面前蹴りやストレートを飛ばすが、加藤の左ストレートが入りグラつく。加藤は一気に詰めて左を連打するがカリミアンもパンチを返しラウンド終了。
2R、パンチとハイで前に出るカリミアン。加藤のローパンチを合わせる。カリミアンはロー。これで加藤がバランスを崩すと、一気に前に出てヒザ、組みついてパンチ連打をまとめるとこれが効いたか加藤の動きが止まる。カリミアンが攻勢のままラウンド終了。
3R、ローの加藤にカリミアンは右ストレートやミドル、ハイなどバリエーションのある攻撃を見せる。加藤は消耗したか手数が出ない。前に出るカリミアンに下がる加藤。しかし終了直前、加藤の右が顔面にヒット、ここぞとばかりに連打をまとめるがカリミアンを倒すまでには至らずゴング。攻め続けた王者がフルマークの判定で初防衛に成功した。
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