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【ONE】恐るべき強さのアウンラ・ンサンが長谷川賢にTKO勝ち

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2019/03/31(日)UP

ンサン(左)のリーチあるパンチが度々ヒットし、流血し戦う長谷川

ONE Championship
「ONE:A NEW ERA IN TOKYO」
2019年3月31日(日)東京・両国国技館

▼第13試合 コ・メインイベント ONE世界ミドル級タイトルマッチ 5分5R
〇アウンラ・ンサン(33=ミャンマー/王者)
TKO 2R 4分41秒 ※右ストレート→レフェリーストップ
●長谷川賢(32=フリー/元DEEPメガトン級王者/挑戦者)
※ンサンが防衛に成功。

 ンサンは母国ミャンマーでは英雄的存在のファイター。2005年にMMA(総合格闘技)プロデビューし、アメリカのKOTC(King of the Cage)やROC(Ring of Combat)といった老舗プロモーションで試合を経験。2014年1月からONEに参戦し、2017年7月にONE世界ミドル級王座を奪取し、2018年2月にはライトヘビー級王座も奪取して2階級制覇に成功した。

 長谷川は2010年11月にプロデビューし、2013年2月には無敗のまま主戦場の『DEEP』でメガトン級(無差別級)王座に就いた実績を持つ。同王座は2度の防衛に成功し、2015年10月に自ら返上。世界で戦うことを見据えて階級転向を決断し、以降はミドル級とウェルター級で試合に出場してきた。

 両者は今年6月にもタイトルマッチで対戦し、王者エヌサンが5RでTKO勝ちしているが、2018年ベストバウトとの呼び声も高い死闘となったことは記憶に新しい。世界の人々を熱狂・感動させた一戦の再戦が日本で実現する。

ンサンの右ストレートがヒットし崩れ落ちる長谷川

 1R、ンサンはミドルとローを蹴りながらワンツーで前へ出る。長谷川は様子見。ンサンの強烈な右ミドルが快音を発し、続く左右のストレートをもらって長谷川は大きく下がる。長谷川の左ストレートにンサンは右ストレートのカウンターをヒット。ンサンの右フックにスリップダウンする長谷川。残り40秒で組み付くがテイクダウンは奪えず。

 2Rもンサンのプレッシャーに下がる長谷川。ンサンは右ミドルを蹴り、ストレートを伸ばしてくる。長谷川の左ストレートと右フックが当たり始め、徐々に前へ出ていく。 

長谷川パウンドを打ち込むンサン

 長谷川のタックルを蹴り上げたンサンだが、長谷川はそのまま組み付く。しかし、ンサンはヒジを打って離れる。長谷川が右のパンチを出そうとしたところで、ンサンが強烈な右ストレートを打ち抜くと長谷川が仰向けにダウン、すかさずパウンドを打ったところでレフェリーがストップ。ンサンが圧倒的な強さを発揮し、防衛に成功した。

 試合後にはONE世界ヘビー級王者ブランドン・ベラ(アメリカ)が登場し、10月に予定される日本大会でンサンのライトヘビー級王座に挑戦したいとアピールした。

※全試合結果はこちら

●編集部オススメ

・2018年ベストバウトが日本で再び、王者ンサン「次の試合もエキサイティングなものになる」

・ミドル級王座に挑戦する長谷川賢「2019年もベストバウト賞獲る」

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