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【RIZIN】アンゴラの野生爆弾・ケイプがTKOで伊藤盛一郎に完勝

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2019/04/21(日)UP

ケイプ(上)が野性的な身体能力だけでなく冷静な一面も見せて勝利

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.15』
2019年4月21日(日)神奈川・横浜アリーナ

▼第3試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール 58.0kg契約 5分3R ※ヒジ打ちあり
〇マネル・ケイプ(25=アンゴラ/AKA Thailand)
TKO 2R3分59秒 ※左ボディブローでダウン→レフェリーストップ
●伊藤盛一郎(25=リバーサルジム横浜グランドスラム)

 伊藤は元ZST王者の肩書を持ち、切れ味鋭い関節技を武器に12勝のうち7つの一本勝ち、2つのKOがある。RIZIN出場は2017年に才賀紀左衛門に判定勝ちして以来2年ぶり。
 対するケイプはアンゴラ出身で抜群の身体能力を活かした爆発力ある打撃を武器にするファイターで、ビッグマウスで相手を挑発する悪童ぶりでも人気を博している。

 1R、距離を測る両者、ケイプは後ろ足を使って、サッカーのパスのようなトリッキーなキックも見せる。伊藤は右ストレートからタックルに行くもケイプを倒せない。逆にケイプがタックルでテイクダウン。トップポジションからパウンドを打ち、伊藤の両足を抱えてパスガードを狙うが、伊藤は後転するようにして立ち上がる。
 再びスタンドになるとケイプは一転、相手を見ながら冷静にローやパンチを飛ばす。伊藤のタックルをしっかりと切りながら。飛びヒザ、掛け蹴りなども見せるケイプ。さらにタックルを伊藤に投げで切り返されると、飛びついて寝技への引き込みも見せた。

 2R、細かく動いてリングを周る伊藤に、中心を取ってじっくりと見ていくケイプ。ケイプが飛びヒザを放つと伊藤が尻餅、さらに右ストレートからコーナーへ押し込みラッシュを仕掛ける。コーナーから抜け出した伊藤を追うと、ケイプは再びコーナー詰め右アッパー、前蹴り。さらに伊藤を持ち上げてテイクダウンし、立ち上がろうとしたとこに強烈なヒザ。下がりながら打撃を出す伊藤だが足元はふらつき、ケイプに簡単に上を取られてしまう。スタンドでケイプが左ボディを放つと、伊藤はダメージの蓄積からか力無く地面に膝をつく、ケイプが追撃しようとしたところでレフェリーストップ。野性的な身体能力だけでなく冷静な一面も見せたケイプ。完勝と言える内容で伊藤を退けた。

※全試合結果はこちら

●編集部オススメ

・2年ぶり参戦の伊藤盛一郎「ケイプは首を洗って待っていろ」

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