【RIZIN】那須川天心、タフなビアグタンを2度倒しKO勝利
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.15』
2019年4月21日(日)神奈川・横浜アリーナ
▼第11試合 61.0kg契約 RIZIN キックボクシングルール 3分3R
○那須川天心(20=TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級王者)
KO 3R1分24秒 ※ボディへの左ヒザ→レフェリーストップ
●フリッツ・ビアグタン(23=フィリピン/WBCムエタイフェザー級フィリピン王者)
前日の計量では、「ドラゴンボール」の必殺技ポーズをとり和やかなムードを演出していた両者。しかし那須川は現在ホームであるRISEにおいて『RISE WORLD SERIES 2019』に参戦中。7月にはトーナメント準決勝を控えている。プロボクシング世界6階級制覇王者・マニー・パッキャオの推薦選手とはいえ、ビアグタンに手間取るわけにはいかない。ビアグタンもパッキャオが見守る前で無様な試合を見せるわけにはいかない。お互いに守るべきものがある中での緊張感を伴う一戦となった。
1R、サウスポーの那須川が右ジャブから左インローで徐々にプレッシャーをかける。ビアグタンがカウンターを返すが、那須川はフットワークで距離を取り当てさせない。中盤に飛びヒザ蹴りを見せる。
2R、那須川は徐々に左ストレートを増やしていき、クリーンヒットを重ねる。ビアグタンも打ち返すが、那須川のカウンターが的確にヒット。動きの止まったビアグタンに胴回し回転蹴りを浴びせる那須川。ビアグタンの単発気味のパンチに対してカウンターから連打を見舞う那須川だが、ビアグタンは耐え手数を出し続ける。
3R、右ローを飛ばすビアグタンに那須川は左ローを返す。出入りを増やす那須川は左ボディを突き刺し、ビアグタンの動きが止まる。ガードを固めたビアグタンに連打から左ストレートを浴びせ、踏ん張りがきかないビアグタンはダウン。立ち上がったビアグタンに連打を浴びせ、ガードを高く上げたところに左ヒザをボディに突き刺し2度目のダウン。カウントを取らずにレフェリーが試合を止めた。
被弾もなく、傷一つない那須川は、4か月ぶりのRIZINのリングで改めて強さを示した。ビアグタンとの戦いの感想を聞かれると、「とてもタフで勇敢だった。前に前に出てきて、見習うことが多かった」と拳を交えた相手に称賛の声を送った。
マニー・パッキャオが見ていたことに触れると、「少し硬くなってしまった。緊張したけれど、KOを見せられてよかった」と、フィリピンの英雄の前で結果を出せたことに安堵した顔を見せた。
那須川は最後に「RIZINは素晴らしい舞台。もっともっと盛り上げて、もっと強い選手と戦い世界最強を目指したい」と宣言。さらなる難敵と大舞台で戦い続ける意向を示した。
●編集部オススメ
・那須川天心とパッキャオ推薦選手・ビアグタン、試合に先がけドラゴンボールの技で対決
・那須川天心、RISEトーナメントに向け「一瞬で仕留めたい」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!