【RISE】政所仁とのハイスピードバトル制した無敗王者・田丸辰が初防衛成功、階級上げ鈴木真彦のベルトを狙う
RISEクリエーション
『RISE132』
2019年5月19日(日)東京・後楽園ホール
▼スーパーフライ級(-53kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
○田丸 辰(平井道場/王者)
判定3-0(49-48、49-48、50-48)
●政所 仁(魁塾/J-NETWORKスーパーフライ級王者/同級2位・挑戦者)
※田丸が初防衛に成功
田丸はジュニア時代から数々のアマチュアタイトルを獲り、17年9月にプロデビュー。サウスポーで、卓越したボクシングテクニックとスピード・ディフェンスを持つ。昨年11月、デビューから1年2カ月でRISE王者となり、那須川天心戦を目標に現在9戦9勝の無敗街道を驀進中。
政所は17年10月のRIZIN福岡大会にてキックルールで石井一成と対戦し、打ち合いを制して勝利。一躍その名を轟かせた。昨年11月にはJ-NETWORK王座を獲得。今年3月に元Krushスーパー・バンタム級王者・瀧谷渉太と挑戦者決定戦を争い、3Rにダウンを奪い勝利、今回のタイトル戦に挑む。
田丸は懐深く構えたサウスポー、政所はオーソドックススタイル。試合は政所が右フック、ヒザのコンビネーションで攻めると田丸は見極めかわしてはローを返すというお互い打ってはかわす応酬の中、3Rからお互いの攻撃がヒットし始める。3R序盤に政所の右のバックブローが田丸にヒット。中盤からは田丸の右ローキックが多く当たる。終盤、田丸が打ち下ろしの左フックを2連続でヒット。
4Rには政所のヒザ蹴りが懐深い田丸のボディに当たりはじめるが、ラスト30秒には田丸がロープ際でフック連打をヒットさせる。
最終5R、序盤から打ち合う両者。今まではカウンターを狙っていた田丸が打ち合いに入ると、政所の返しの右フックがヒットする。互いに脚を使ったスピーディなパンチの攻防が続く。
ラスト10秒を切ったところで、コーナーで互いに打ち合い、スリップでヒザをついた状態の政所に田丸のヒザが当たり、田丸がイエローカード。そのまま試合終了した。
接戦だったが要所要所でカウンターをヒットさせていった王者がフルマークで判定勝利した。
田丸はマイクアピールで「自分的にはナメていたわけではないんですが、倒せると思っていて。内容的にはどっちが勝ってもおかしくない、情けない試合をしてしまった」と語る。
さらに「SNSでやりたい相手がいるということを書いたのですが、こんな試合内容では勝てる相手ではありません。自分は53キロでは敵がいないと思っているのですが、階級上げて55キロのタイトルマッチやらせてください」と階級を上げ、鈴木真彦が持つバンタム級のベルトを狙うと宣言した。
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