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【RIZIN】弟・山本KIDに捧ぐ親子ダブル勝利! 美憂が浅倉カンナを振り切る

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2019/06/02(日)UP

山本美憂(右)が終始グラウンドでの展開をコントロールし、浅倉カンナに勝利

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.16』
2019年6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール

▼第12試合 スペシャルワンマッチ RIZIN女子MMAルール:5分 3R(49.0kg)
●浅倉カンナ(21=パラエストラ松戸)
判定0-3
〇山本美憂(44=KRAZY BEE/SPIKE22)

 浅倉は昨年大みそかに開催された『RIZIN.14』で元INVICTA FCアトム級世界王者・浜崎朱加と初代RIZIN女子スーパーアトム級王座を懸けて対戦したが、腕十字固めに敗れて王座獲得ならず。今年3月の『DEEP JEWELS』ではDEEP JEWELSアトム級王者・前澤智にフルマークの判定勝ちし再起を飾った。対する山本は「MMAでの経験が豊富な先輩なので、思い切って戦っていきたい」と、自身が持つレスリングのキャリアは意識せず、挑戦者として試合に臨む。今までの勝利はすべてフルラウンドを戦い抜いているため、「スカ勝ちしてみたい」と一本もしくはKOでスカッと完全決着に意欲も見せた。

 1R、サウスポーに構える両者。先に倒したのは山本だったが、コーナーを使って立ち上がる浅倉。膠着状態からスタンドで再開。山本のオーバーフックに合わせてタックルを仕掛ける浅倉、ロープ際で粘った山本だったが上をとったのは浅倉。立ち上がった山本に再度タックルを仕掛ける浅倉、がぶって切る山本。スタンドでお互い見合う状態でラウンド終了。

 2R、相四つに組んでヒザの交換、打撃で仕掛けるのは浅倉。山本はタックルを警戒してか、カウンター狙いか手数は少ない。待ち受ける山本へタックルを仕掛けた浅倉だったが、山本のセコンド陣が控える青コーナーでテイクダウンされるとバックを許す。正面を向いた浅倉は首投げでテイクダウンするとアームロックを狙う。山本が凌いだところでゴング。

 3R、開始早々、山本がテイクダウンに成功。浅倉はガードポジションから山本の腰に足を当てながらアームロックや三角絞めを狙う。スタンドに戻ると浅倉が片足タックルからテイクダウン。がぶった山本は浅倉の頭へヒザ蹴り。コーナーを利用してテイクダウンした浅倉だったが上を取ったのは山本。浅倉は三角絞めを仕掛け、徐々に絞めをきつくする。三角絞めを抜け出した山本はバックを取りに行くが、浅倉はカウンターのアームロック。崩れるようにグラウンドの展開になると最後は山本がパウンドを落として試合終了。

 接戦の判定をものにしたのは、終始グラウンドの展開をコントロールした山本。試合後のコメントでは「(レスリング対決と謳われていたが)レスリングと総合は違うので一番緊張しました」「やっと親子で勝つことができました」と喜びのマイクを残した。

※全試合結果はこちら

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