【DEEP JEWELS】富松恵美がベテランの技術見せ、女子大生ファイター・古瀬美月に勝利
DEEP事務局
「DEEP JEWELS 24」
2019年6月9日(日)東京・新宿FACE
▼第9試合 セミファイナル DEEP JEWELS 49kg以下 5分3R
○富松恵美(パラエストラ松戸)
一本 1R 4分28秒 ※アームロック
●古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)
富松はブラジリアン柔術黒帯を持ちながら、打撃にも磨きをかけてJEWELSのトップ戦線で長く活躍。『RIZIN』に参戦した石岡沙織にチョークスリーパーで一本勝ちしているほか、タイトルマッチ経験もあるベテラン選手だ。2018年6月にパク・ジョンウン(韓国)、8月にパク・シウと連敗を喫しており、今大会に再起を懸ける。
3月の『DEEP JEWELS 23』ではレスリングエリートで期待の新星、青野ひかるから一本勝ちするなどベテランの意地を見せた。
古瀬は横須賀出身、在住の女子大生ファイター。ベースの柔道では横須賀大会で3度優勝の成績を残している。『DEEP JEWELS』デビュー戦となった2017年5月のまど花(現マドレーヌ)戦では、左ハイキックによる1RKOと衝撃的なデビューを果たした。
さらに注目を集めたのが、インターネットテレビ局「ABEMA」で放送された『格闘代理戦争3rdシーズン』の女子トーナメント戦。青木真也推薦選手として出場すると、1回戦、準決勝ともに一本勝ち。決勝で平田樹に敗れ準優勝に終わったが、感情を爆発させる言動とファイトで知名度を大いに上げた。
今年5月のDEEPでは福岡在住のキックボクサー、樋田智子に判定勝利を収めるなど成長の跡をうかがわせている。
激戦のDEEP JEWELSアトム級で抜け出し、前澤智の持つベルトに近づくのはどちらだ。
スタンドで拳をぶつけ合いながら距離を測る両者だが、富松が打撃をくぐりタックルからテイクダウンに成功。古瀬は下から相手の脳天にエルボーを打ちつける。がっちりクロスする古瀬に対し、富松は上体を起こしあっさりサイドに回ると、さらに上四方へ移行し強引に腕をキャッチ。そのままアームロックをがっちり極め、キャリアと技術の違いを見せ付けた。
マイクを握った富松は、まず直前にも関わらずオファーを受けてくれた古瀬に感謝の辞を述べ、「私も熟年なので若手に上がってきてほしい。まだまだ上が強いというところを証明したかった。若手が盛り上げてずっと続く団体にしてほしい。ちょっとはベルトに近づけたかな」。さらにミュージシャンである妹がメジャーデビューすることもしっかり告知し、「姉妹でテレビ出演」の夢に向けてさらなる飛躍を誓った。
●編集部オススメ
・中井りん、川村虹花ほかツヨカワ女子たちの6.9大会の前日計量の全結果(全選手計量写真あり)
・長野美香、渡辺華奈の後輩・本野美樹の柔道パワーに警戒=前日計量
・中井りんがメイドコスプレで計量クリアー、タイ選手との戦いに「日本人女性の強さ見せる」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!