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【RIZIN】初参戦のシュトルコフ、立っても寝ても強さ見せつけフンをTKO葬

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2019/07/28(日)UP

スタンドでもグラウンドでも圧倒的な攻撃力を見せたシュトルコフ

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.17』
2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ

▼第9試合 93.0kg契約 RIZIN MMAルール5分3R
○イヴァン・シュトルコフ(30=ARCHANGEL MICHAL CLUB/ロシア)
TKO 2R2分50秒 ※レフェリーストップ
●キム・フン(30=MMA LAB/米国)

 シュトルコフはMMA16戦無敗を誇るロシアンファイター。6歳から始めたロシア由来の格闘技サンボで国内外のタイトルを獲得し、そのキャリアをひっさげ2015年に自国で1R秒殺勝利の鮮烈MMAデビューを果たした。17年7月には北京五輪100kg超級金メダリストの石井慧からグラウンドパンチの連打でTKO勝利。元UFCファイターからもたびたび勝利するなど、その強さは本物だ。

 対するキム・フンはキックボクシング、レスリング、合気道をバックボーンに2004年プロデビュー。3連勝を飾ると翌年には初来日し、さまざまな団体で活躍した。2013年からは母国開催のROAD FCを主戦場に、海外でのキャリアを存分に生かす活躍を見せている。無敗のシュトルコフから金星をあげ、RIZINの新たな“顔”となるべく名乗りをあげるか。

 1R、筋骨隆々の上半身が、強さに説得力を感じさせるシュトルコフ。対するキム・フンは前蹴りで飛び出すも、シュトルコフは落ち着いてさばき、プレッシャーをかけていく。右の大ぶりから組みつき、キム・フンをコーナーに押し付けるシュトルコフだが、四つ組みでこう着し、ここはブレイク。再開後、コーナーに詰めたシュトルコフは右フック、さらに右のオーバーハンド、右、左のパンチをヒットさせる。組みからの投げでテイクダウンに成功したシュトルコフだが、キム・フンも脚をクロスしてしのぎ抜いた。

 2R、シュトルコフの左右のフック、さらに左ジャブがヒットするも、同時に放ったキム・フンの蹴りがローブローに。シュトルコフは左フックを放ちながらタックルで倒すも、すぐ立ち上がるキム・フン。それでも再び両脚タックルからテイクダウンに成功したシュトルコフは、大きくまたいでハーフの状態から右ヒジでボディ、左ヒジで顔面を痛めつける。マウントに移行するとパンチとヒジ、さらに重いパンチの連打! キム・フンの動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。スタンド、グラウンド両面で強さを見せトータルファイターとしての実力の片りんを見せたシュトルコフがTKO勝利を収めた。

※全試合結果はこちら

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