【RIZIN】朝倉未来が矢地を判定で下し因縁に決着、ベラトールとの対抗戦へ向けエール
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.17』
2019年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ
▼第12試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分 3R(70.0kg)※肘あり
●矢地祐介(KRAZY BEE/元修斗環太平洋フェザー級王者)
判定0-3
○朝倉未来(トライフォース赤坂/元THE OUTSIDER二階級王者)
この両者は対戦決定から火花を散らし続けていた。今年6月の「RIZIN.16」で対戦発表があった際、朝倉は「(この試合は)俺にとってメリットがない。自分は66kgの選手で相手は70kg。間を取って68kgでやろうと打診したが、相手が拒んだ」と先制。すると矢地も「階級が下で大した選手とやってない相手とやる俺の方こそメリットがない。負けた奴には未来はないので俺に勝ってから言ってくれ」と応戦し、緊張感を高めていった。
RIZIN公式番組でも火花を散らし、今月8日に行われた合同記者会見では矢地がツーショット撮影を拒否。試合前日に行われた公開計量では、朝倉がファイティングポーズも取らず矢地をにらみつけ対決ムードを最高潮に高めたまま決戦を迎えた。
開始早々に朝倉の左ミドルを受け、バランスを崩した矢地。倒れた矢地を上から見下ろすように余裕を見せた朝倉。矢地はすぐに立ち上がる。距離を取っていた両者だが、徐々に朝倉がプレッシャーをかける形で距離が詰まっていく。
2R早々にタックルを仕掛けた矢地だが、朝倉はテイクダウンを許さず、左の強烈なローをヒットさせていく。カーフキック気味のローに矢地の右ふくらはぎが赤く腫れはじめ、ローを受けるたびにバランスを崩すシーンが増える。
朝倉の打ち終わりにタックルを合わせていく矢地は朝倉をロープに追い詰め、右脇腹に頭を突っ込みながらバックをとる。逃れようとあがく朝倉へ右足をフックし、自由を奪いに行くが、徹底的にスタンドに戻し距離を保つ朝倉は長距離から左ロー、ワンツーで矢地を刻む。
終了直前10秒で両手を広げ笑顔を見せる朝倉に、矢地もカモンジェスチャーで応え最後の殴り合い。両者、強振するパンチを交換する中で、右フックを受けた矢地が倒れ込んだ瞬間に終了のゴングが鳴り響いた。
判定はジャッジ3者とも朝倉を支持。真夏の激闘と銘打たれた一戦はスタンディングで距離を支配しきった朝倉の勝利で幕を下ろした。
マイクを持った朝倉は「いろいろありましたけど、矢地君と俺がリスクを背負ったおかげで盛り上がった」と、この一戦に向けた両者の想いとリスクの結果の一戦に満足げな表情。そして、戦前のインタビューで物議をかもしたKRAZY BEEへの発言について「バカにする発言しちゃいましたが、リスペクトしていますので、また出稽古でいろいろ教えてください」と尊敬の念を明かした。
対戦相手の矢地との因縁についても「拳を交えたら伝わるものもある」と、勝敗を越えた決着をした様子。「(矢地が)連敗続いちゃってますけど、年末のベラトールとの対抗戦は一緒に戦って盛り上げましょう」と、激闘を戦い抜いたライバルへエールを送った。
最後に「格闘技が盛り上がっているのはみなさんのおかげ。また会場に来てください」と観客へ感謝を伝え、「YouTube登録してください」とちゃっかり自らの動画配信チャンネルの宣伝をして締めくくった。
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