【RIZIN】女王・浜崎朱加、タイからの最強刺客に逆転一本勝ち
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.18』
2019年8月18日(日)愛知・ドルフィンズアリーナ
▼第12試合 スペシャルワンマッチ RIZIN女子MMAルール 49.0kg契約 5分3R ※肘あり
〇浜崎朱加(37=AACC)
一本 1R 3分29秒 ※アームバー
●アム・ザ・ロケット(23=TARNTONG GYM/PHUKET TOP TEAM、タイ)
浜崎を頂点に山本美憂、浅倉カンナ、ハム・ソヒら実力者がひしめくRIZIN女子スーパーアトム級、注目の一戦。RIZIN初登場のアムは、ムエタイで80戦以上のキャリアを持ち世界王座も獲得。一方、寸止めの打撃も認められるJJIF柔術では黒帯を持ち、数々の大会で優勝。
打撃、グラップリング両面で抜群の決定力を持ち、日本初戦となった今年3月の『DEEP JEWELS23』では4連勝中の佐藤絵実にスタンドで強烈なパンチ、テイクダウン後はマウントでのパウンドからチョークを極め、わずか34秒の秒殺勝利をあげている。
RIZIN参戦から4連勝、前回6月大会ではInvictaFC世界アトム級王者のジン・ユ・フレイを寝技で圧倒して判定勝利を収めるなど、女子軽量級“絶対女王”の印象を強める浜崎は、MMA戦績4戦3勝とキャリアの浅いアムについて「実績はそこまでないけど油断をしていない」と高い警戒レベルでとらえており、かつて“秒殺女王”とも言われたMMAのレジェンドファイターで師匠の藤井惠のもと、密度の濃い3日間の合宿を張るなど、“タイの秒殺女”対策に努めてきた。
1R、右の強烈な蹴りを放ち、すぐさま浜崎を引き倒して早々にテイクダウンに成功したアム。だが、逆に上から右腕を取った浜崎はアームロックを仕掛けていく。柔軟性を生かして両脚で浜崎の胴をしっかりクラッチしたアムは、浜崎が立て膝まで戻したところで首を後ろからとらえてチョークで締め上げる。
さらにロープ際でマウントになり肩固めを狙うアムに対し、浜崎はエビで上を取り返し、すぐさま足を抜いてマウントから右腕をひしぐと、完全に腕が伸び切ったところでアムがたまらずタップ! 一時は首を取られてピンチかと思われた浜崎だが、培ったキャリアの違いを見せつけ中身の濃い1R一本勝ちを収めた。
試合後のインタビューで浜崎は「テイクダウンを心掛けていたが危ない場面もあった。相手は力もあってちょっと怖かったが、極められてよかった。応援してくれた皆さんのおかげで勝つことができました」とほっとした表情で語り、「(今回は)ノンタイトルだからこそ負けられなかった。強い選手を呼んでもらって、勝ててうれしいです。スーパーアトム級は強い選手が集まってきたので、これからも応援よろしくお願いします」と、群雄割拠のスーパーアトム級でのさらなる活躍を誓った。
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