【RIZIN】DEEP王者、ビクター・ヘンリーが妙技で一本勝ち
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.18』
2019年8月18日(日)愛知・ドルフィンズアリーナ
▼第11試合 RIZIN MMAルール 5分3R(61.0kg)※肘あり
○ビクター・ヘンリー(アメリカ/UWF USA)
一本 2R 2分14秒 ※三角絞め
●トレント・ガーダム(オーストラリア/Tiger Muay Thai & MMA)
日本国内において所英男、大塚隆史、元谷友貴といった一線級を撃破し続けるDEEPバンタム級王者ビクター・ヘンリー(32=アメリカ/UWF USA)が初参戦。そのヘンリーと対戦するのはトレント・ガーダム(21=オーストラリア)。ムエタイをベースとし、キックボクシングとMMAの二刀流で活躍。2018年11月には「SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURNAMENT 2018」に出場した経験を持つ。
1R、セコンドにジョシュ・バーネットを従えたヘンリー。両者細かいステップでジャブを突きあう。組んだヘンリーはコーナーを使ってテイクダウンを狙いながらガーダムの体力を奪う。左ミドルの蹴り足を掴んでテイクダウンを狙ったヘンリーの頭部へガーダムが右腕の縦ヒジ! 一瞬腰が落ちたように見えたヘンリーだったがすぐに立て直しスタンディングの展開へ。
ガーダムの左ミドルに対し右のオーバーフックを合わせ一瞬ぐらつくガーダム。これまでテイクダウンをしのいだガーダムだったがヘンリーのバックを奪ってからコーナーへヘンリーを押し込む。距離が離れスタンディングに戻るとガーダムのフックを縫うようにヘンリーがストレートを当てる。ロープ際で打ち合う両者、一瞬の隙をついたヘンリーがテイクダウンしたところでラウンド終了。
2R、オーソドックスのヘンリーに対するガーダムはサウスポー。大振りの右フックがヘンリーの顔面左を捉え、ヘンリーはロープに突っ込むようにバランスを崩す。立ち上がりスタンディングに戻った展開だったが、ガーダムのローがヘンリーの下腹部を捉えローブローに。
再開すると今度はヘンリーのローキックがガーダムへのローブローとなり再び試合が中断。再開すると、お互いテイクダウンする気配なく打ち合う展開に。ヘンリーが組んで投げ損なった隙をついてガーダムがバックポジションを奪う。
リバーサルして上をとったヘンリー、ガーダムはガードポジションでヒジをヘンリーの頭頂部へ振り落とす。残り時間1分、立ち上がろうとロープ際に下がるガーダムを上からコントロールするヘンリーだったがスタンディングへ。ガーダムの右フックに合わせて片足タックルへ行くヘンリー。テイクダウンしきることができぬままゴング。
3R、ガーダムの大きく振るうフックをかいくぐって攻めるヘンリー。ガーダムのバックスピンキックとヘンリーのローキックが交差しガーダムが下腹部を痛める。ガーダムがコーナーポストでヘンリーをテイクダウンするとバックへ。その腕をとったヘンリーがアームロックを狙うが極めきれず。ローリングする展開からヘンリーが上を取るとバックポジションを奪う。
うつ伏せになったガーダムに対し、胴絞めをしたように見えたヘンリーの足四の字だったが、ガーダムの脇の下で足が組まれたことで三角絞めの状態に。ヘンリーは絞め続け、相手の腕を伸ばすようにするとガーダムが観念したようにタップ。日本人バンタム級四天王、そして堀口恭司を狙う新たな刺客としてマイクで名乗りを上げた。
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