【K-1】林健太がトルコのスピードファイターに逆転KO勝利、急逝した会長に「上から見てもらえて良かった」
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイトin大阪~』
2019年8月24日(土)エディオンアリーナ大阪
▼第11試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R 延長1R
○林健太(25=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG/K-1 WORLD GPライト級王者)
KO 2R 3分0秒
●デニス・デミルカプ(19=トルコ/ Elite Training Center/Team Elite)
林は昨年12月の「K-1 WORLD GP 2018 K-1ライト級世界最強決定トーナメント」で優勝。勢いのまま3月の「K’FESTA.2」で王者・卜部功也の持つベルトに挑戦すると、下馬評を覆す勝利で、第3代K-1ライト級王座に就いた。今回は地元・大阪に王者として凱旋する。
対するデミルカプはアマチュアの経験豊富なベルギー育ちの19歳(国籍はトルコ)。IFMAヨーロッパ王者でもあり、6勝のうち5つがKO勝利という攻撃力を持つ。
格闘家でもあった父親が今年亡くなり、やはり格闘家である弟と二人暮らし。大舞台でのアップセットを狙う。
1R、デミルカプがスピードのある左ミドル、ハイキックで攻める。接近戦での左ストレート、パンチの後の至近距離からのハイキックが林にヒットする。林は愚直にパンチ主体で応戦する。終盤、デミルカプのストレートが林にクリーンヒットし、林がバランスを崩す。見逃さず連打の嵐のデミルカプが、左ヒザを入れると林が崩れ、ダウン。
苦笑いしながらファイティングポーズを構える林。デミルカプは左の蹴り、パンチを止めないが林はなんとかしのぎきりゴング。
2R、サークリングしながらローを当てていく林。デミルカプもローを返し、連打からヒザ、ハイキックに繋げるが、1Rより若干スピードが落ちているか。林のインローでデミルカプが止まる場面も。
打ち合いから林の右ストレートが当たると、ローのダメージもあったのかデミルカプがダウン。
立ち上がったデミルカプは猛攻。しかし林はコーナーに追い詰め圧力をかけ、左ボディから右ストレート。脚の効いていたデミルカプは崩れ落ち、ゴング直前でKO負けした。
林はマイクで「僕を世界チャンピオンにしてくれたフライスカイジムのフンファー会長が、41歳の若さにして肝臓ガンで亡くなってしまい、心細かったんですけど、チームが一丸になって勝って笑っている所を見てもらえてよかったです。またスポンサーの社長が、大手術で術後1カ月は安静にしないといけないのに、3日で来てくれて本当に勝てて良かったです。もっと強くなります」と、地元での逆転勝利に喜んだ。
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