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【DEEP JEWELS】デビュー戦のリオン、AACC期待の新鋭永尾との16歳対決を制す

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2019/09/01(日)UP

川村虹花の代打で出場したリオン(左)がデビュー戦で勝利

DEEP事務局
『DEEP JEWELS 25』

2019年9月1日(日)東京・新宿FACE

▼第1試合 DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R
●永尾音波(AACC)
判定1-2 ※19-19(マスト判定=リオン)、19-19(同=永尾)、19-19(同=リオン)
〇リオン(KRAZY BEE)

 当初は2連敗からの再起を図る現役アイドル・川村虹花(かわむら・ななか/23 =仮面女子)と永尾音波の対戦となる予定だったが、川村が練習中の怪我でドクターストップとなり欠場、永尾の相手は同じ16歳のリオンに変更された。

 永尾はアマチュアキックボクシングでの試合経験がある打撃系ファイター。3月のDEEP東京では同じJKファイターの吉川桃加を相手に打撃戦で勝利、プロデビュー戦となった6月のDEEP JEWELSでは 國保小枝 (和術慧舟會船橋道場)から判定勝利を収めている。名門AACCで研鑽を積み日々進化中の16歳は、名前の通り“音速”で次期エース候補に名乗りをあげるか。

 対するリオンは、所属するKRAZY BEEのほかトライフォースでもブラジリアン柔術を8年学ぶグラップラー。6月のアマチュア大会で2勝し、今回はプロデビュー戦となる。

 1R、両者蹴りでけん制し合うなか、飛びついて引き込んだリオンが下から十字を狙うが、永尾は上から潰していく。永尾は外した右手で拳を落とすも、リオンは下から殴りつつ左腕を離さない。スタンドから再開直後、スーパーマンパンチの永尾に対し、リーチで劣るも思い切りよくパンチで飛び込んでいくリオン。左から右ストレートを打ち込む永尾に対し、左腕をキャッチして再び引き込みに成功するなど、グラウンドではリオンが優勢を印象づける。

 2R、飛び込んでくるリオンをパンチ、左ハイで迎撃する永尾は再びスーパーマンパンチを繰り出すが、リオンはコーナーで腰をかかえテイクダウンに成功。ハーフの状態で上から抑え込む。永尾がマウントをしのいだ瞬間を見逃さず、リオンが腕十字! 永尾が腕を引き抜くと場内から歓声が起こる。猪木・アリ状態からブレイクとなり、再びスタンド勝負。蹴りに合わせてテイクダウンに成功したリオンは、体勢を入れ替えサイドポジションを取るが、永尾を右腕をつかんで立ち上がり、猪木・アリ状態から細かく蹴りを打ち込んでいく。

 残り1分、パンチで突進するリオンに永尾の右フックがクリーンヒット! それでも突進するリオンに脇差しからヒザ蹴り。永尾が左の蹴りから左フックをヒットさせたところで終了のゴング。判定はジャッジ3名が19‐19としたが、マスト判定2-1でグラウンドの攻防を優勢に進めたリオンに軍配。リオンは好勝負の末、デビュー戦で白星を飾った。

※全試合結果はこちら

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