【ONE】距離を支配された工藤政英が3年連続MVPパンパヤックに判定負け、崖っぷちのONE3連敗
ONE Championship
『ONE:IMMORTAL TRIUMPH』
2019年9月6日(金)ベトナム・ホーチミン市
Photo by ONE Championship
▼第6試合 フライ級キックボクシング 3分3R
○パンパヤック・ジットムアンノン(23=タイ)
判定3-0
●工藤政英(28=新宿レフティージム)
工藤は2013年2月デビュー。しぶとく粘りのある前進とボディ・ローキックを武器に、2018年6月にRISEフェザー級王座を獲得。その後ONEに参戦するも、同年10月にシントンノーイに判定負け、今年2月にはムエタイのスーパースターであるペッダムにKO負けを喫した。ホームのRISEに戻り5月にタリック・トッツにKO勝ち、7月にはスアキムから豪快なパンチでダウンを奪ったタリソン・ゴメス・フェレイラを判定で下し復調の兆しを見せている。
パンパヤックは3年連続ムエタイMVPを獲得したこともあるムエタイのスーパースター。昨年12月にONEデビューしダウンを奪った上でルイ・ボテーリョに判定勝ちを収めた。280戦を超えるキャリアの中で海外での戦いが2戦目、初のキックボクシングルール参戦となるパンパヤックは芸術的な左ミドルを武器にONE2連勝を目指す。
1R、速いジャブを伸ばす工藤にパンパヤックは強烈な左ロー。これがローブローとなり、インジャリータイム(3分間の休憩)が与えられる。再開後パンパヤックの左ミドルに工藤は右ボディから左フックのコンビネーションで応戦。距離を保つパンパヤックに工藤は攻めあぐねる展開が続く。
2Rに入ると、強引に距離を詰める工藤へパンパヤックが強烈な左ストレートをヒット。工藤が連打で見せ場を作るが、飛び込んでの左フックにパンパヤックは前蹴りを合わせ、左ミドルで突き放され距離を取られる。パンパヤックの右ジャブは突き刺さるが工藤の左フックは届かない。
3R、パンパヤックは左ミドル、ハイで工藤の前進を阻止。逆転にはダウンが必要な工藤は前進し距離を詰めるが、すでに流しに入るパンパヤックは右ジャブ、右前蹴りで突き放す。工藤は飛び込みながら右ボディを打ち込むがクリンチされ追撃を阻止される。最後まであきらめず距離を詰めパンチを振るう工藤へ、距離を維持し一方的に打撃を当て続けたパンパヤックが判定勝利。工藤はこれでONE3連敗となってしまった。
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