【ONE】”梅野源治を倒した男”クラップダムがダウンを奪い、世界王者サッコを判定で撃破
ONE Championship
『ONE:IMMORTAL TRIUMPH』
2019年9月6日(金)ベトナム・ホーチミン市
Photo by ONE Championship
▼第10試合 バンタム級ムエタイ 3分3R
○クラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(20=タイ)
判定3-0
●ボボ・サッコ(31=フランス)
クラップダムは左ストレートを決め技とする元ルンピニー二階級制覇王者。昨年2月にはREBELSのリングで梅野源治とルンピニーライト級王座決定戦で4RTKOで勝利を収めて、日本のムエタイファンにも強烈なインパクトを残している。タイ北西部の貧しい農村で生まれたクラップダムは、バンコクのチャンネル7スタジアムで数々の勝利を重ね、今回のONE初参戦の切符をつかんだ。WPMF世界王座を持つフランスのムエタイ・エリートであるボボ・サッコを相手に初参戦初勝利を目指す。
184cmの長身から打ち下ろすように右ジャブを打ち込むサウスポーのサッコ。クラップダムは左のローをサッコの右の前足に積み重ねる。サッコのパンチを頭を振って避けるクラップダム。ローが効いた様子を見せるサッコへクラップダムがカウンター気味の左ストレート。これがサッコのこめかみをかすめ、サッコが後退したところに追撃の左フック。サッコが大きく腰を落としたところでレフェリーはスタンディングダウンを宣告した。
2R目はクラップダムがギアを上げ、ジリジリと距離を詰めながら右ジャブからのワンツーをヒット。距離をつかんだクラップダムは後退するサッコにローを打ち込み、接近すれば強烈な左ストレートをガードの上からでもお構いなしに打ち込んでいく。
フィニッシュしなければ勝ちがないサッコは、最終ラウンド開始早々に長距離からストレートを連発。クラップダムは自分の距離の外から打ち込まれたストレートを被弾し、ロープ際に後退する。2Rとは打って変わって疲れの見えるクラップダムに、ストレートで攻め立てるサッコ。クラップダムは組んでいくが、首相撲のための組みではない。中盤まで攻め立てたサッコだったが、終盤には失速しダウンシーンの追加はないまま試合終了。最終ラウンドには危ういシーンもあったものの、ダウンを奪取しペースを渡さなかったクラップダムが判定で勝利を手にした。
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