【RISE】ベイノアが延長戦でダウンを奪いタップロンに勝利、3月のリベンジを果たす
RISEクリエーション
『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』
2019年9月16日(月・祝)千葉・幕張メッセ イベントホール
▼第6試合 SuperFight! -67.5kg契約 3分3R延長1R
○“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館/第2代RISEウェルター級王者)
延長判定3-0 ※三者とも10-8(本戦は三者とも29-29)
●タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/ハーデスワークアウトジム/スーパーライト級3位、元WMC世界フェザー級王者)
ベイノアは15年のプロデビュー以来、12戦無敗(8KO)でRISE王者まで登り詰めた。極真空手では、全日本軽量級王者でもある。恵まれた体格から繰り出される打ち下ろしの右ストレートと空手仕込みの強烈な蹴りを武器とする。
タップロンはシュートボクシングを主戦場としているタイ人ファイター。”怪物くん”鈴木博昭を2度下した実力を持ち、多くの日本人トップファイターが辛酸をなめさせられている。
両者は今年3月に初対戦し、タップロンが1Rに左フックで衝撃のKO勝利。今回はベイノアがリベンジを狙う。
1R、ベイノアの左前足へタップロンの右ローがヒット。ゆったりした構えから鋭いローとワンツーを放ち、じわりとプレッシャーをかけるタップロンへ、小さくステップを踏みながらベイノアは前足への左ローから顔面へのワンツーへつなげる。
2R、タップロンの右がベイノアの顔面をとらえヒヤリ。ベイノアのワンツーへタップロンの右がヒットし、ベイノアの体がグラリとゆれる。ベイノアの右ストレートも当たるが、タップロンの右、追撃の左ミドルのタイミングがいい。
3R、ベイノアからプレッシャーをかけ、右の奥足へ左ロー。タップロンはKOを狙ってかフックが大振りになり、ベイノアの左ジャブが鋭く突き刺さる。距離を保ち遠くから右ストレート、右ミドルを打ち込むベイノア。タップロンは疲れからか手数が減り、攻撃も単発気味に。ガードを高く固めたベイノアはガードの上から打ち込むワンツーから飛びヒザ蹴りでロープに詰め、ゴングまで手数を出し続けた。
両者手数を出しながらも決め手のないまま判定にもつれ込んだが、ジャッジは三者とも29-29のドロー判定。1Rの延長ラウンドが決定した。
延長に入ると、スタミナを残すベイノアが距離を詰め、顔面からボディへのパンチのコンビネーション。疲れの見えるタップロンは右ローを単発で打ち込むが、タップロンの打ち終わりにワンツー、左ローを重ねるベイノアにタップロンの表情から力が抜ける。終了直前、離れ際に放ったベイノアの右ハイキックがタップロンのアゴ先をとらえ、よろけるようにダウン。苦悶の表情を浮かべながら立ちあがったタップロンをベイノアはゴングまでに仕留めきれなかったものの、最後に明確な差をつけたベイノアが勝利。3月に1ラウンドで敗北した一戦のリベンジを達成した。
試合後にマイクを握ったベイノアは「今日はこのリング上での9分間に懸けると決めていたので、入場も子供任せ、マイクも考えてなかった」と言いつつもトーク開始。「タップロンに前回1Rで倒されて、今回は延長。チャンピオンとしてまだまだと思いますが、おかげで強くなりました。本当にコップンカー!(タイ語でありがとう)」とタップロンへ感謝。そして「僕は幕張での勝率100%(2戦2勝)。このまま負けなしで幕張に戻ってきたいと思います」と会場の観客へ幕張再上陸を約束した。
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