【RISE】原口健飛が恐怖に打ち勝ち、止まらない攻撃でリーを完封
RISEクリエーション
『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』
2019年9月16日(月・祝)千葉・幕張メッセ イベントホール
▼第9試合 RISE WORLD SERIES -61.5kg 3分3R延長1R
●チャンヒョン・リー(韓国/RAON/第5代RISEスーパーフェザー級王者)
判定0-3 ※28-30、27-30、27-30
○原口健飛(日本/FASCINATE FIGHT TEAM/Road to RIZIN KICK Tournament優勝)
リーは現RISEスーパーフェザー級王者で、昨年10月からスタートしたKNOCK OUTライト級アジアトーナメントに参戦。決勝で現王者ヨードレックペットに判定負けするも、1回戦と準決勝では、町田光と森井洋介といった強豪を自慢の強打で2連続KOしている。並行して今年3月に開幕したWORLD SERIES-61kgトーナメントにも参戦した。一回戦で裕樹を撃破したが、準決勝で梅野源治に敗れて念願のトーナメント制覇を逃した。今回再起戦となる。
対する原口は空手で数々の全国的な大会で優勝し、プロボクシングでも高校生ながら西日本新人王決定トーナメントで準決勝へ進出している。17年の「RISE DEAD OR ALIVE -57kg TOURNAMENT」で優勝者のシュートボクシング王者・内藤大樹に延長で判定負けして以来、無敗の快進撃を続けている。
1R、出会い頭に、原口が右のハイキックを放つ。サウスポーの原口は、オーソドックスでリーの左側にステップで回り続ける。リーは様子を見ながら詰める。ローなど蹴りからパンチコンビネーションに繋げる原口。リーもミドルを返す。飛び込みの右ジャブを当て、パンチの打ち終わりにはミドルをヒットさせる原口。ラウンド終わりには上段前蹴りも繰り出すなど原口の攻勢が目立つ。
2R、飛びヒザ蹴りを放つ原口。距離が近くなると、リーの強打を警戒してかクリンチに行く場面が多い。下がらず前に出るリーに、右ハイキック、後ろ蹴りを繰り出す原口。リーのパンチをいなしながら、原口がジャブ、右ストレートをヒットさせる。構わず前に出るリーだが、有効打は与えられず。ゴング前に原口が素早い二段蹴りを放つ。
3R、原口のパンチ手数が増えてゆく。よく伸びるワンツーがリーを捉える。一発を当てたいリーだが、原口はボクシング仕込みのダッキングでかわしてはすぐさま攻撃に繋げる。得意の三日月蹴りもヒットさせる原口だが、タフなリーは動じず。リーの直線的な攻撃に、足を使ってカウンターのパンチを入れ続ける原口という構図が続く。原口の左フックでリーがグラつく場面も。
判定はリーの強打をほぼ触れさせず、蹴り・パンチとヒットさせ続けた原口がフルマーク勝利した。原口はマイクで「めちゃくちゃ怖くて、裏で足が震えて泣きそうだったんですけど、宣言どおり圧倒して勝てることが出来たんで良かったです。日本人でここまで(リーを)完封して勝った人は僕だけだと思うんで、世界の人とどんどんやらせてください」と、日本人エースとなることを宣言した。
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