【ONE】女子王者対決はアンジェラ・リーが一本勝ちでリベンジ&防衛に成功
ONE Championship
『ONE: CENTURY PART I』
2019年10月13日(日)東京・両国国技館
▼メインイベント第11試合 女子アトム級世界タイトルマッチ
○アンジェラ・リー(シンガポール)
一本 5R ※リアネイキッド・チョーク
●ション・ジンナン(中国)
昼夜興行第一部のメインイベントは女子アトム級のタイトルマッチ。チャンピオンのアンジェラ・リーは2013年ハワイ州のレスリングチャンピオンにしてブラジリアン柔術黒帯。2015年にONEでプロデビューすると連勝を続け、2016年にV.V Mei(=山口芽生)に勝利して王座を獲得。さらに2度の防衛に成功した。弟のクリスチャン・リーもONEのライト級王者であり、ONE史上初の姉弟王者でもある。
そして、そんなリーの無敗記録を止めたのが今回の挑戦者であるストロー級王者・ジンナン。ボクシングをベースとした強烈なパンチを武器として14勝1敗の戦績を誇り、現在9連勝中。今年3月の両国大会でリーと対戦し、ほぼ完全に腕十字を極められかけながらも気迫で脱出し、逆に強烈なボディを効かせての連打でTKO勝利を収めた。今回はリーが自身の階級のベルトを懸けての再戦。ベルトを懸けての再戦は、リーのリベンジか、ジンナンが返り討ちか。
1R、序盤からパンチのコンビネーションを飛ばしていくジンナン。左フックが2度3度とヒットするがリーもひるまず詰めていく。リーのタックルをジンナンが受け止め四つ組みの展開。振りほどくようにしてジンナンが離れスタンドへ。一気に距離を詰めて連打のジンナンにリーはジャブで距離を測りながら前蹴り。そして組みからテイクダウンを狙うもジンナンは許さず。それでもリーが組みに行ったところでラウンド終了。ジンナンの左目の下と右の額が大きく腫れている。
2R、小刻みなステップからバックスピンキックも見せるジンナン。リーは組みついてジンナンをケージに押し付けてしつこくテイクダウンを狙う。離れても遠い間合いからパンチを飛ばすリー、タックルのフェイントも混ぜて揺さぶると、シングルレッグでテイクダウンに成功する。ハーフガードの体勢から片足を抱えてパスガードしたリーは、ジンナンの頭部へヒザを入れる。ここでラウンド終了。
3R、一気に前に出るジンナンの打撃にリーが徐々に対応してきたか、しっかりとガードでさばきつつ、打撃からテイクダウンを狙っていく。組みの展開から腰を引いて逃げようとするジンナンをリーが豪快に払い腰でテイクダウン。袈裟固めに取るとパウンドを落としつつ足でジンナンの腕を極めようと狙う。ジンナンは何とか逃れるもリーがバックにつく。おぶさるようにしてボディ、顔面へパウンドを落としチョークも狙う。ハッキリとリー優勢のラウンドとなった。
4R、ジンナンが飛び込んで強烈なワンツー。しかしリーは冷静にジャブで距離を測る。そしてジンナンが再び右、これでリーが尻もちをつくとそこへ追撃のヒザ。しかしリーは立ち、組みついていく。ローも飛ばすリー、飛び込んでくるジンナンのパンチを当てさせずプレッシャーをかける。最後は飛びヒザを見せる余裕も。
5R、グローブタッチから最終ラウンドがスタート。ロー、ミドルを蹴って行くリー、するとジンナンはその足を引っ掛けるようにしてバランスを崩すと、そこへパンチ。距離を詰めて逆転を狙うがここは組みとなる。シングルレッグに来たリーを潰してジンナンは顔面へ鉄槌を連打。しかしリーは脇をくぐって背中へと抜けバックからリフトしてテイクダウン。さらにバックを奪うと顔面へヒジ。おぶさる形のリーを何とか前に落とそうとするジンナンだがリーはさせずにパウンドを落とし続ける。そしてすかさずバックチョーク。渾身の力で絞め続けるとジンナンがタップし、リベンジを果たしてチャンピオンのリーが防衛を果たした。
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