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【DEEP JEWELS】前澤智が富松恵美を返り討ちにし、涙のベルト死守

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2019/10/22(火)UP

前澤が富松に鉄槌を振り落とす

DEEP事務局
『DEEP JEWELS 26』
2019年10月22日(火)東京・後楽園ホール

▼メインイベント 第9試合 DEEP JEWELSアトム級タイトルマッチ 5分3R
◯前澤智(リバーサルジム 立川 ALPHA/王者)
判定5-0 ※3者が30-27、2者が29-28
●富松恵美(パラエストラ松戸/挑戦者)

 前澤と富松は2016年11月に対戦し、前澤が3Rにチョークスリーパーで一本勝ち。富松にとってはリベンジだけでなく、3度目のDEEP JEWELS正規王座挑戦(2014年2月に魅津希の反則負けによりストロー級暫定王座獲得、同8月に魅津希との王座統一戦に敗北し正規王座獲得失敗)となる。

 1R、両者オーソドックスで距離を探り合い、ジャブ・ロー、ストレートと振るうも互いに当てさせない。前澤が胸を合わせて押し込むが、富松はヒザで迎撃。体を入れ替え、今度は富松が押し込みヒザを入れるが、ここで前澤が投げを打ちテイクダウン。富松が立ち上がろうとしたところで前澤が背後に周り、前回同様スリーパーを狙う。しかし富松は振りほどいて立ち上がり、前澤を押し込んで1Rを終える。

 2R、前澤は開始すぐにタックルで出て、富松に切られても再度仕掛けていく。しかし富松はこれも切り、逆にタックルで出て前澤に受け止められると背後に回る。前澤は金網際まで誘導し、背中側に倒れてトップを取る。そして逃れんとする富松の動きに合わせてマウントポジション。パウンドを打ち込みさらにバックポジションへ移行する。富松は体を動かし逃れるが、前澤はトップをキープ。ガードを取る富松に鉄槌を振り落とす。前澤がトップをキープしたまま2R終了となる。

勝利が告げられ泣き顔になる前澤(右)

 2Rを優勢で終えた前澤は右ストレート、右クロスを当てて3R開始から前に出る。富松は首相撲でとらえてヒザを打ち込むが、前澤が押し込む圧力・パンチの打ち合いと優位に立つ。富松はタックルに出るも前澤が切り上を取る。ハーフガードを取る富松に前澤はヒジとパンチを打ち込む。足で蹴り離した富松は前澤を三角絞めのロックでとらえるが、ここは前澤が頭を引き抜き、再び富松のバックをうかがう。前澤が富松に鉄槌を打ち込む中で試合終了。

 判定は5-0で前澤。連敗を脱し王座防衛を果たした。

 ベルトを守りマイクを持った前澤は涙を見せ、富松がデビュー当時から追ってきた存在であったことを語り、「ずっとずっと女子格闘技のファンでいてください」と語り大会を締めくくった。

※全試合結果はこちら

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