【KNOCK OUT】重森陽太がダウン応酬の激戦を制し翔・センチャイジムをTKO葬
ブシロードファイト
『KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN』
2019年11月1日(金)東京・後楽園ホール
▼第3試合 61.5㎏契約 KNOCK OUTルール 3分5R
○重森陽太(伊原道場稲城支部)
TKO 4R2分38秒 ※コーナーストップ
●翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
重森は新日本キックボクシング協会が誇るトップファイター。新日本二階級制覇を果たし、WKBA世界ライト級の王座も手にしている。”神撃キッカー”の異名通りの強烈な蹴りを武器に、ガードした相手の腕を折ったこともある。
対する翔は5本のベルトを持つ日本ムエタイ界の大ベテラン。ヒジと首相撲からのヒザを得意としており、和製ムエタイスタイルの第一人者として長らくトップ戦線に君臨している。「今年12月で引退」を宣言しており、今回がKNOCK OUTへの最初で最後の参戦となる。
1R、重森が重い右ミドル、右ハイでプレッシャーをかけ、サウスポーの翔が左ミドルを返す。重森がゆっくりとプレッシャーをかけ放つ右ミドルの重い音に会場からどよめきの声が起きる。オープンスコアのジャッジは1名が主導権を握った重森を10-9で支持。
2R、前足でリズムを取る翔へロングレンジからの右ミドルで距離を保つ重森。パンチで距離を詰める翔へ右ストレートをヒットさせるが、強引に前に出た翔の左右フックも重森にヒットし少しぐらつきを見せる。離れ際に翔が振るった打ち下ろしの左ヒジで重森は眉間を小さくカットする。ジャッジは2者が翔、1者が重森を支持し、混戦を予感させる。
3R、前蹴りで距離を保ちたがる重森に翔が強引に距離を詰める。カウンターで右ヒジを見せる重森だが、翔は被弾もお構いなしに前進。大きく振り回した右フックがテンプルにヒットし、重森がダウンを取られる。立ち上がった重森へ左ヒジを打ち下ろし2度目のダウン。最後の1ダウンを狙い距離を詰めた翔だったが、重森が意地の右ヒジを直撃させ翔がダウンし逆転。この一撃で翔は右目下を大きくカットし顔面が真っ赤に染まる。ジャッジは3名ともダウン1回分リードの10-8で翔を支持。
4R開始早々から打ち合いで左ストレートを浴びぐらつく重森だったが、気持ちの強さを見せ左ハイキックで応戦。距離を詰めて打ち合う中、右ハイキックを浴びぐらついた翔は右ストレートをさらに直撃され後ろを向いたところでスタンディングダウンが宣告。再開後も打ち合いに臨むが、重森にさらに左フックで翔がダウンを奪われたところで青コーナーからタオルが投入され、重森がダウン応酬の激戦を制しTKO勝利をものにした。
試合後にマイクを握った重森は自身が持っているWKBA世界のベルトの価値を高めるため「他団体のチャンピオンに負けるのはあってはならない」と断言。新体制のKNOCK OUTではラウンド数、ヒジの有無とルールが混在している中、「5Rヒジ有りは重森陽太に任せてください」と旧KNOCK OUTからの参戦組としての意地を見せた。
●編集部オススメ
・美女キックボクサーぱんちゃん璃奈、初グラビアに「鍛え上げた身体を見て」
・背水の陣を敷く日菜太「勝って世界に挑戦し悔いのないように」
・小笠原瑛作、元ラジャ王者との再起戦は「性格の悪い小笠原瑛作を演じる」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!