【KNOCK OUT】宮元啓介が粘りを見せ終盤を制覇、小笠原裕典との決着戦を制する
ブシロードファイト
『KNOCK OUT 2019 BREAKING DAWN』
2019年11月1日(金)東京・後楽園ホール
▼第2試合 57㎏契約 KNOCK OUTルール 3分5R
○宮元啓介(橋本道場)
判定3-0 ※三者とも49-48
●小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)
宮元は2010年にプロデビュー。空手仕込みの足技を得意とし、国内軽量級のトップクラスで活躍。これまでWPMF世界スーパーバンタム級王座を始め6本ものチャンピオンベルトを獲得してきた。対する小笠原も2017年にWBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王座を獲得。長い手足を武器としたムエタイスタイルで昨年6月にONE参戦、初戦ではKO勝利を飾るもその後は3連敗中と厳しい状況の最中にある。
両者は2018年2月にREBELSのリングで対戦し3Rドローに終わっており、その後再戦の話が持ち上がるも、小笠原がONEとの契約があり流れた経緯がある。今回はONE側にも承諾を得て満を持しての決着戦となる。
宮元がゆっくり下がりながら左右のロー、遠くから右ストレートをボディに伸ばす。小笠原もヒザでフェイントを入れながら長いリーチのジャブを伸ばす静かな展開。2R、小笠原の左ジャブに力が入り、強い左から右ストレートのコンビネーションを宮元の顔面へ伸ばす。宮元は圧力を強め前進していくところに、小笠原が呼び込んで左ボディ、入り際に左の縦ヒジを見せる。小笠原が距離をつかみ始めるも、宮元も堅実に右ローを積み重ね、1R・2Rともにオープンスコアは三者イーブンをつける。
3R、小笠原が宮元の入り際に左フックを合わせるも、宮元の前進に陰りは見えない。ヒット数に勝る小笠原が右ストレートをヒットさせ宮元がぐらつくが、手数の減らない宮元にジャッジ1名が宮元、2名が小笠原につける。
4R、ここまで積み重ねた宮元のローで小笠原の左太ももが真っ赤に。後半に強い宮元が圧力を強めるところに小笠原は縦ヒジを狙うが、宮元もヒジを打ち返していく。距離を詰められるようになった小笠原は組んでヒザで応戦する。
最終ラウンドも圧力を強め右ストレートをヒットは宮元。ローのダメージで出足が鈍い小笠原は宮元に距離を詰められ左右ストレートのヒットを許す。ラスト30秒で得意のバックスピンを見せた宮元に小笠原も打ち合いに応じパンチを交換する中、試合終了のゴング。高度な技術の応酬となった1年半越しの決着戦は、粘りを見せた宮元が勝利を収めた。
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