【ONE】ムエタイ最高峰センマニー、苦戦もONE初勝利
ONE Championship
『ONE:MASTERS OF FATE』
2019年11月8日(金・現地時間)フィリピン・マニラ モール・オブ・アジア・アリーナ
Photo by OneChampionship
▼ムエタイ・キャッチウェイト(68kg)
◯センマニー・サティアンムエタイ(タイ)
判定3-0
●アジズ・ハライ(モロッコ)
ムエタイにおいて現在最高額のファイトマネーを手にし、複数階級の王者となってきたセンマニーがONE初参戦。“マジシャン”をニックネームとするトリッキーなファイター、アジズと対戦する。
1R、サウスポーのセンマニーにアジズが右ミドルを放って先制。アジズは続いてセンマニーの左ミドルをキャッチして足を払い転倒させる。センマニーはプレッシャーを掛けていくが、再びアジズが左ミドルをキャッチしてセンマニーをコカす。アジズはオープンフィンガーグローブの利点を活かし、三度(みたび)センマニーの蹴りをキャッチしバランスを崩す。頭部への後ろ回し蹴りも見せるアジズ。センマニーは度重なるキャッチでミドルが蹴り辛くなっているか。
2R、センマニーは圧力を増して前に出る。だがアジズの右ストレートがとらえる。アジズは右インローを効果的に当てセンマニーの前進をけん制する。アジズは目線のフェイントが巧みでセンマニーに右ハイも当てる。
しかしセンマニーは左インローを効かせてペースを引き戻す。組み合いになるとセンマニーがヒザを数多く繰り出し優勢。終了のゴングが鳴ると、両者とも手を上げ自身の優位をアピールする。
3R、センマニーは左ミドルを飛ばしながら前に出る。アジズに蹴りをキャッチされるがこのラウンドは倒れず、逆にアジズを転倒させる。組み合いを有利と見たか、センマニーは首相撲へ持ち込みヒザを当てていく。
ローを入れ組みつきを止めんとするアジズだが、百戦錬磨のセンマニーは止まらず、巧みに間合いを潰してアジズの良さを消していく。
判定は3-0でセンマニー。曲者アジズに苦戦したもののONE初参戦で白星をあげた。
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