【ONE】ペットモラコットがヒザを突き立て圧倒KO、ピータースを2Rで葬る
ONE Championship
『ONE:EDGE OF GREATNESS』
2019年11月22日(金・現地時間)シンガポール・インドア・スタジアム
Photo by ONE
▼プレリム第4試合 フェザー級ムエタイ
○ペットモラコット・ペッティンディー・アカデミー(タイ)
KO 2R1分48秒 ※左ヒザ蹴り
●チャーリー・ピータース(イングランド)
ペットモラコットはムエタイ二大殿堂のひとつ、ルンピニースタジアムで11年にミニフライ級、13年にスーパーフェザー級の王座を獲得した一流戦士。今年行われたONEフェザー級キックボクシング・ワールド・グランプリに出場し、5月にジョルジオ・ペトロシアンと対戦。首相撲とヒザでペトロシアンの消耗を招き一度は勝利とされたが、後に裁定が無効試合に変更。7月の再戦でパンチを軸に優位に立ったペトロシアンに敗北した。その際はキックルールでの参戦だったが、今回は約1年ぶりのムエタイルールでの参戦。WMC世界王者のピータース相手にどんな技術を見せるか注目が集まる。
サウスポーのペットモラコットがゆったりとした構えで前進しながら強烈な左ミドルを打ち込む。ピータースは細かい左ローでけん制するが、ペットモラコットは入り際に左右の前蹴りで距離を作りながら左のミドル、ハイキック。笑顔を絶やさないペットモラコットは入り際に左ストレートをヒットさせ、ピータースをぐらつかせる。
2Rに入りプレッシャーを強めるペットモラコット。至近距離で左ヒザを突き上げ、組み付けば叩きつけるようなヒジを打ち込む。ボディにダメージを受け逃げるピータース。首相撲でコーナーに引き込みながら左ヒザをボディへ叩き込むと、ピータースはそれまでのダメージが噴出したようにダウンを喫する。立ち上がったピータースはジャブを突きながら後退し距離を作るが、突進するペットモラコットは再度左ヒザをボディへ。これはガードの上からだったが、ダメージが深刻なピータースは耐え切れずに2度目のダウン。レフェリーが即座に試合を止め、ペットモラコットが7月敗戦以来の再起を果たした。
ペットモラコットはマイクを向けられると、試合中と変わらない笑顔を見せながら「この試合はとても楽しかった。シンガポールは第二の故郷だ」と喜びの声。これを受けたシンガポールの観客は圧倒的なKOを見せたペットモラコットに万雷の歓声を送った。
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